南アフリカ、初の新型コロナウイルス感染者を確認:政府の対策と渡航規制について

公開日 : 2020年03月08日
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南ア政府は5日、初の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表しました。感染したのはKZN州Pietermaritzburgの北に位置するHilton在住の38歳の男性です。イタリアへのスキー旅行から帰国後に体調不良を感じ、自主的に民間の医療機関で検査を受けた結果、感染が発覚したものです。現在も自主隔離中の男性は回復に向かっているようです。

一方で、政府関係者が現地入りし、感染拡大防止に務めています。今のところ南アで報告されている感染はこの1件のみで、この男性からの二次感染などの報告もありません。

南ア渡航への影響は?

アフリカ諸国では新型コロナウイルス感染国からの渡航を制限する動きが広がりつつありますが、南ア政府は今のところ、新型コロナウイルス感染者や感染国からの渡航者に対して入国拒否は行っていません(隔離措置は実施)。在南ア日本大使館からの配信内容を抜粋して下に貼りつけます。状況は刻一刻と変化しますので、同大使館Webサイトなどで最新の情報を入手するようにしてください。

(1) 現時点においては、南ア当局は新型コロナウイルス感染者や感染国からの渡航者に対して入国拒否は行っておらず、入国する空港等での検疫で発熱等の症状があれば検査や隔離が行われる取り扱いを行っています。 (2)南ア当局は、空港において渡航者に対して到着時の機内、パスポート・コントロール、到着ロビー等でサーモグラフィー機器による検査を実施しています。特に、感染流行国からの渡航に対しては、注意が払われ、機内で検疫官によるサーモグラフィー検査で発熱が確認された場合には、本人及び並びの乗客を含めて質問票が配布され、さらにスクリーニングが行われます。 (3)新型コロナウイルスの疑いと判断されれば、指定病院等に搬送され、PCR検査のための入院や検体採集が行われ、NICD(国立感染症研究所)に送られ、同所にてPCR検査が行われます。PCR検査は、6時間から12時間が検査期間の目安となります。なお、検査・入院は外国人の場合は有料で入院手続き前にデポジットの支払いが求められる場合があります。その後、陽性であれば隔離入院となります。 (4)主な指定病院は、以下のとおりです。 *以下は公立の指定病院ですが、比較的設備が整った在留邦人の方が利用されるNetcare系やMediclinic系の病院は受け入れ可能の由ですが、新型コロナウイルス感染が疑われる場合には個別に電話等でご確認が必要です。 【公立の指定病院】 (1)Charlotte Maxeke Johannesburg Academic Hospital(ハウテン州ヨハネスブルグ)(2)Tembisa Hospital(ハウテン州ORタンボ国際空港近くのテンビザ地区) (3)Steve Biko Academic Hospital(ハウテン州プレトリア) (4)Greys Hospital(クワズールーナタル州ピータマリッツバーグ) (5)Tygerberg Hospital(西ケープ州ケープタウン) (6)Livingston Hospital(東ケープ州) (7)Polokwane Hospital(リンポポ州)  (8)Pelonomi Hospital(フリーステート州) (9)Rob Ferreira Hospital(ムプマランガ州) (10)Kimberley Hospital(北ケープ州) (11)Klerksdorp Hospital(北西州)

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