南ア全土でミニバスタクシーのスト プレトリアではデモ行進も 混乱に注意/旅行者のための南アフリカ治安情報(2017年11月版)
直前の投稿で恐縮ですが、11月8日(水)は、ミニバスタクシーの動向に注意が必要です。
南ア全土でのストライキ 業界団体が呼びかけ
11月8日(水)、ミニバスタクシー(乗り合いタクシー)の業界団体にNational Taxi Alliances(NTA)の呼びかけによって、南ア全土でミニバスタクシーによるストライキが行われます。
ただし、もう1つの業界団体であるSouth Africa National Taxi Council(SANTACO)はこのストに参加しないと発言していて、Cape Townに関しては大きな影響が出ない見込みです。
子どもが通う保育園からは、「タクシーストによって先生が出勤できず授業に影響が出るかもしれない」との連絡が届いています。交通網だけではなく、サービス業等で労働者不足によってつ通常営業に支障が出る可能性がありますので、11月8日(水)に関しては余裕を持った行動がおすすめです。
プレトリア中心部でデモ Union Buildingへの行進も予定
これに関連してPretoriaのCBDでは9時頃からデモ行進が行われる見込みです。複数の報道を聞いた限りデモ行進は最終的にUnion Buildingに向かい、Zuma大統領に対して書簡を渡す段取りのようです。
在南ア日本大使館は、デモの影響を受ける可能性がある道路として下記を上げています。
・Struben Street
・Bosman Street
・Nelson Mandela Street
・Madiba Street
・Johannes Ramokgoase Street
なお報道によると、NTAの主な要求は「越境運行許可証の円滑な発行」「車両買い替えプログラムの実施強化」「ミニバスタクシー業界に対する補助金の導入」とのことです。
補助金に関してはラジオ等のディベートで取り上げる度に、
・補助金? まず交通ルールを守れ!(ミニバスタクシーは信号無視、割り込み、逆走、ウインカーなしの車線変更が当たり前)
・税金を支払っていない業界に補助金だと?(現金商売で領収書の発行もないため税金の徴収が非常に困難)
と怒りに満ちた反応がリスナーから寄せられますので、このストが市民の支持を集めることはないでしょう。
何はともあれ、くれぐれも安全第一でお過ごしください。
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