【世界遺産】ロベン島訪問記(その1)
ロベン島を訪問してきました。
ネルソン・マンデラ元大統領が95年の生涯のうち27年間を過ごしたこの島の歴史は古く、17世紀の終わりから流刑地、あるいは、ハンセン病患者の隔離施設として使われてきました。刑務所が閉鎖された後に世界遺産となり、過去の歴史に学ぼうとする国内外からの観光客を受け入れてきています。
ロベン島へは船で向かいます。集合場所は、ビクトリア&アルフレッド・ウォーター・フロント(Victoria & Alfred Waterfront)にあるこの建物です。
参加者は多国籍です。英語、ズールー語、フランス語、ドイツ語、スペイン語など様々な言葉が聞こえてきます。アジア人は見かけませんでした。乗船前にはチケットの確認と簡単な荷物検査が行われます。
救命胴衣のレクチャーです。みんなこの時は聞き流していましたが......。
船の座席は船内と甲板に設けられていて、全席自由席です。僕たちが乗った船はあまり船内の座席が多くない上にツアーが満員だっので、全員が船内には収まりませんでした。甲板は気持ちいいし、写真撮影にはうってつけなのですが、直射日光が痛い!
体力に自信がない人は、座席確保のために余裕を持って早い時間から並んでおくといいと思います。お年寄りや座席が必要な方と同伴で万が一、座席が埋まっていた場合にはクルーに相談してください。僕は帰路に義父が体力を消耗していたので相談したところ、クルーが若い家族連れに声をかけて快く席を譲ってもらうことができました。
ケープタウンからロベン島までは距離にして12km。航海の所要時間は潮の流れや波の状態にもよりますが、最短で30分ほどです。みるみるうちにケープタウンの町並みが小さくなっていきます。
穏やかな海を想像していたのですが、いやいや、波の荒いこと! この海流の早さこそがロベン島が流刑地として選ばれた理由です。脱出を試みた囚人のほとんどが海流に飲まれるか、途中で捕まるかして、成功例はほとんどないんだとか......。
ついにロベン島に到着しました。
かつて囚人や「政治犯」たちも通っただろう門が出迎えてくれます。反アパルトヘイト闘争の先頭に立った活動家たちは、ここをどんな思いでくぐったのでしょうか。
ここでバスに乗り換えます。島の歴史やアパルトヘイト時代の刑務所の様子、そして「政治犯」たちなどについてガイドさんの説明を聞きながら、島を一周します。
次回は、受刑者たちが労働に従事していた石切り場や、刑務所の様子を紹介します。
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