ホシヤブガメと地ビールのいい関係
前回に続いて地ビールのお話です。
地ビールの楽しみって何でしょう? 僕は、個性を味わうことだと思います。個性はもちろん、一杯のビールから感じることもできます。でも一番いい方法は、実際に醸造所に足を運んで新鮮なビールを、周辺の空気や環境と一緒に味わうことなんじゃないか、と思う今日このごろです。
......と、能書きはこれくらいにして、ケープタウン郊外にある地ビール醸造所Darling Brewに行ってきたので紹介したいと思います!
Darling Brewではラガー、エールそして白ビールに分類される6種類のビールを造っています。到着したら、まずはテイスティングセット(有料。値段忘れました、ごめんなさい)を頼んで自分好みの一杯を見つけましょう。
あいにくこの日は2種類が在庫切れだったため、テイスティングは4種類に。小さいグラスに注がれた飲みきりサイズのビールを、香りや味の違いを感じながら楽しみます。僕たちの中で一番人気だったのは、ボーン・クラッシャー(BONE CRUSHER)という白ビールでした。その場で生ビールを飲んだ後に、記念にということでTシャツも一緒に、何本かお買い上げです。
神妙な顔つきでテイスティング
夕方以降はフードメニューもあります
ところでここのコンセプトはスロー・ビール(Slow Beer)なのですが、何でこのような名前をつけたのでしょうか。僕はてっきりイタリア生まれのスローフード運動に関係しているのかと思ったのですが、残念ながらこれは見当違いでした。
聞けば、そのルーツはなんと「亀」。西ケープ(Western Cape)州の一部にのみ生息する、箱根寄木細工のような幾何学模様を持ったホシヤブガメ(Geometric Tortoise。絶滅危惧種)にその発想を得たんだそうです。「スロー・ビールという言葉は、ゆっくり発酵するという僕たちのビールにぴったりだ。その上に、大量生産ではなくこのビールを選ぶべき理由も示していると思う」と、創業者たち。
アクセスは、ケープタウンからは車で1時間ほど。ランゲバーン(Langebaan)の浜焼きレストランDie Strandloperに行きがてら、クーラーボック持参で立ち寄ってビールを調達するのがオススメです!
お店の情報
●名称
Darling Brew
●住所
5 Main Road, Darling
●電話
022-492-3798
●ホームページ
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