南アフリカで「モテる男性」って...?

公開日 : 2010年05月07日
最終更新 :

今月のブログのテーマである「モテる男性」ですが、南アフリカでは色々な人種の人がいることもあり、「こういう人が人気がある」と一般化するのが難しいのが現実です。前回の「人気のある女性」のテーマの場合も色々悩んだのですが、最終的には何も書かずに終わってしまいました...。

というのも、南アフリカの民族構成は、79.6%が黒人、9.1%が白人、8.9%が「カラード」と呼ばれる混血の人、そして2.5%がインド及びアジア系の人となっています。もちろん黒人といってもズールー部族、コーサ部族など異なる部族から成っており、正に他民族国家です。未だに圧倒的に同部族同士で結婚したり、同じ人種同士でお付き合いしたりすることが多いので、「南アフリカ人の好み」と一般化するのが難しいのです。

私なりに頑張って一般論を考えてみましたが、人気がある男性は日本的に言うと「肉食系」、つまりマッチョな男性と言えると思います。鍛えられた筋肉、特に腕の筋肉やお腹やお尻が引き締まっているのはとっても重要らしいです。痩せているのは男性・女性両方の人気にとって NG!頼りないと思われるのはもちろん、貧乏、または病気かとも疑われていまうからです。日本人で人気がある「草食系」男性は... 残念ながら、「ごめんなさい」と言われてしまう可能性大です。

(ガオー!南アで人気な男性はライオンのような肉食系...)

南アフリカは気温も良いせいか、アウトドアやスポーツを楽しむ人が多くいます。ラグビーやクリケット、そしてもちろんワールドカップ開催国でありサッカーも人気があります。マラソンや過酷なウルトラマラソンのトレーニングをしている友人も周りに多くおり、ケープタウンで毎年行われる56キロのTwo Oceans(トゥー・オーシャンズ) や89キロのComrates(コムレーツ)に参加している友人もいるのでびっくりします。

そんなスポーツ・アウトドア派が多い南アフリカですが、雑誌コスモポリタン南アフリカ版が出版した2010年のSexiest SA Men Calendar (南アフリカで最もセクシーな男性カレンダー)でも、選ばれた13人の男性の内6人はマッチョなスポーツ選手でした。

ヨハネスブルグに住む一般人の中にもマッチョ男性は多く、ジムに行っても筋肉質の男性が一生懸命筋肉トレーニングに励んでいるのを見かけます。(その中で日本女性1人ウェイト・マシーンを使うのは最初勇気が要りますよ!)。鏡の前で重量挙げポーズをして、自分の姿にうっとり...なんていう男性も結構いるので笑えますが。

そしてマッチョである以外にもお洒落センス、例えば有名なブランドのシャツやスーツを着こなすテイストも高く評価されるようです。いわゆる「モテる男性」はシャツの色とネクタイの色のコーディネートなどにも気を使っているようです。

最後の「モテる男性」の要素は、「車」です。これは特にビジネスの中心であるヨハネスブルグでは重要です。何といってもヨハネスブルグに来てまず驚くのが皆が運転している車の種類です。ベンツ、BMW、アウディなどは当たり前で、ポルシェやフェラーリ、ランボルギーニなども普通のショッピングセンターで見かけることがあります。「ここは本当に発展途上国?」と思うこともしばしばです。ベンツはMerc(Mercedesを短くした言葉)、BMWはBMと愛情を込めて(?)呼ばれています。南アフリカでは経済が発展して中級層が増えてきていることもあり、高級車は一種のステータス・シンボルとなっているようです。

さて皆さんはマッチョでお洒落な南アフリカ人男性が高級車に乗って迎えにきたら、やはりデートしたくなりますか?

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