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久しぶりにエルサレムの街を歩く

カテゴリー:治安・渡航安全情報 / 生活・習慣・マナー 投稿日:2015年10月21日

9月の末からイスラエルではテロがほとんど毎日発生しており、発生頻度の特に高いエルサレムは避けていたのですが、イスラエル人の殆どは怖がりながらも毎日通勤してるし、2〜3週間経ち私自身怖いという感覚が若干鈍って来たので(慣れってすごい)、2日前、久しぶりにエルサレムの街に行ってみた。

エルサレムに行くときは、通常は宗教的な風土を尊重し、なるべく長袖長ズボンなど、肌を出さない格好をするのだが、昨日は敢えて膝上パンツにノースリのシャツを着用。
というのも、これまでのテロの被害者は、宗教的な服装のユダヤ教徒と制服を着ている警官や軍人が多く、またイスラエル側の警官やセキュリティにイスラム系のテロリストに間違えられても困ると考えたためである。

地元のバス停で20分ほどバスを待つ間にパトカーを2回見る。多くのテロがバス停やバスの中央駅で起こっているためだと思うがちょっとホッとする。
やっとバスが来て乗り込むけど、セキュリティチェックは特になくてちょっと不安。バスはやはりいつもよりガラガラ。多くの人が不必要な外出を避け、またバスを避け車通勤をしているためだ。
バス停で話しかけてきたおじさんが、降りる時全部荷物を降ろしてるか何気に横目でチェックしたり(オジサン疑ってごめんなさい)と、緊張感いっぱいでバスに乗っていたが、エルサレムの街では学校帰りの子供達が街を歩いていたりと、皆通常通りの生活を送っている様子を見て自分だけが過剰反応していた感じを受ける。

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中央駅でバスを降りて街中へトラムで移動。トラムは通常通り混んでいた。
街中も想像していたよりも人が歩いている。ただなんとなく流れる緊張感がないわけでもない。店の店主なども常に中から外の様子に気を配っている感じを受ける。

不思議なことに、こういう事態になると、なぜかイスラエル国内の人々は、普段よりお互いに優しくなるらしい。例えば、いつもなら人を押しのけてバスに乗り込むところ、譲り合ったりと。。恐怖感に包まれると人は優しくなるものなのか。

さて、用事を済ませて知り合いのいるバーに立ち寄る。何と無く街の緊張感から逃れたくてビールを欲する。久しぶりのビールと楽しいおしゃべりで緊張もほぐれ、帰りはバスで爆睡しながら無事帰宅。さすがに旧市街などの東エルサレムには近づかなかったが、それでも冒険的な半日でありました。

ちなみに帰りのバスで隣に座った女性は、用事がありやはり数週間ぶりに怖がりながらもエルサレムに来たそうで、手元に万一テロリストが襲って来た時用に小さな空の瓶を持ってるのを笑いながら見せてくれた。「いざという時本当に役に立てられるかはわからないけどね〜」、と。やはり自分だけが過剰反応しているわけではなかった。。

また、バーでもお客さんは数人程度、夕方6時頃には外を歩く人の数も大分減っていました。中央駅の行きつけのパン屋さんの話では、中央駅前のテロ後ほとんど完全に居なくなったお客さんの数は若干戻ってきているものの、未だに7割減とのこと。

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エルサレムに通常の日々が訪れるのはまだまだ先の様子です。

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関 望

イスラエル・エルサレム特派員の関 望が現地から中東地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

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