イスラエル料理
イスラエルにはこれといった伝統料理が無い。62歳の多民族国家だから当然と言えば当然であるが。
旅行誌などで紹介されている「フムス(ひよこ豆のペースト)」やそのコロッケの「ファラフェル」はアラブ料理、これはアラブ諸国ならどこでも食えるので、わざわざイスラエルで食わずとも良い。
それならばユダヤ料理はどこで食えるのか、と考えるとその手の家庭料理は食えるところは少ない(我らが旅行誌「地球の歩き方イスラエル」によるとエルサレムなら「ハ・ミシュパハー」がオススメらしい、そのうち見つけて報告したい)
移民が多いからありとあらゆる民族料理が食えるのは楽しい。エチオピア料理、アルメニア料理など面白いだろうと思うが、わざわざイスラエルに来て食ってほしいと思う料理は「創作料理」だろうと思う。
今日はそんなイスラエルの創作料理のひとつ「シャクシュカ」の作り方を紹介したい。コレをイスラエル料理と呼ぶイスラエル人(ヨーロッパ系ユダヤ人)は多いが、要は洋風トマト煮に中東スパイスで香り付けし、卵で固めたものである。
1.玉ねぎ×1のみじん切りをオリーブオイル×小さじ1で良く炒める。
2.サイコロに切ったパプリカ×1とトマト×1を加える。
3.水コップ×1/2を加えて煮る。
4.トマトソース、塩コショウ、パセリ×1束で味を付ける。
5.ザターやクミン(好み)で中東っぽい香りを付ける。
6.卵×3を上から割りいれる。
7.蓋をして卵で煮汁を固める。
これにパンを添えて食べる。これが結構美味い。小めのフライパンに作って、フライパンごと給仕するのが王道のようである。
熱されたフライパンが熱い中東を、ベースの洋風トマト煮がヨーロッパ系ユダヤ人とザイオニズムを、スパイスが中東系ユダヤ人とパレスチナ人を暗示し、それを強引に卵とじしてくっつけたものが「シャクシュカ」である。そこにはイスラエルの小宇宙が暗示されている...!!
...とかいってイスラエルのカフェには大体あるので、ランチにどうぞ。
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