トルコ至宝展!東京につづき京都で開催

公開日 : 2019年06月13日
最終更新 :
筆者 : tapistanbul

2019年は、日本におけるトルコ文化年!

先月まで東京で開催されていた『トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美』が、6月14日(金)より京都で幕開けです。

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国立新美術館(東京)にて

トルコ・イスタンブールにあるトプカプ宮殿博物館が所蔵する、約170点の宝飾品や美術工芸品が来日した今回の展覧会。「トプカプ宮殿とスルタン」「オスマン帝国の宮殿とチューリップ」「トルコと日本の交流」の3部構成になっていて、見応えも十分です。

私も東京開催時に足を運びましたが、目が眩むほど煌びやかな至宝を通じて、改めてオスマン帝国の栄華を感じ取りつつ、隅々まで見て回りました。トルコ好きな女優 木村文乃さんがナビゲーターを務める音声ガイド(有料)を聞きながらの見学は、理解度が深まるのはもちろん、世界観に没頭できるのでおすすめです。

トルコ好きさんはご存知の方も多いと思いますが、トルコが原産であり国花でもあるチューリップ。トルコでは古くから、建築・宝飾品・衣類・日用品など至るところにチューリップの文様が施されており、武器装飾にまで使われていました。チューリップがいかに崇高な花であり、そしてなぜそこまで大切にされ愛されたのか、そういった部分も知ることができます。

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トルコで購入した雑貨にも、チューリップが

チューリップと並んでトルコで愛される花といえば、コスメや食べ物などにも幅広く使われているバラです。中でもローズウォーター(バラ水)は、古くから使われていたようで、バラ水入れの展示もありました。その使用方法だけでなく、そもそもなぜバラなのか?という所以があまりにも目からウロコで、展示説明文を読みながら「そうなんだ?!」と、思わず声に出してしまうほどでした。

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イスタンブールのトプカプ宮殿にて

アジアの東端から西端へ、日本からトルコへと飛んで行き、実際にトプカプ宮殿内で至宝を目の当たりにするのが一番ではありますが、トルコ至宝展では、日本にいながら十分にその雰囲気を味わうことができる空間づくりがされています。

ミュージアムショップでは、「かわいい~!」と女子たちの悲鳴が聞こえてきそうなトルコ雑貨・アクセサリーが並び、展覧会オリジナルグッズも多数あります。そんな中、私が手に取ったのはこちらの1冊。

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『土耳古畫観』山田寅次郎 著

日本とトルコの交流の歴史を語るうえで欠かせない人物であり、両国の架け橋となる存在でもあった山田寅次郎。トルコに約20年滞在した彼の目を通して描かれた当時の様子は非常に興味深く、私が目にした現代トルコとの共通点や繋がりを感じつつ読み進めています。

『トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美』京都開催は、6月14日(金)~7月28日(日)まで京都国立近代美術館にて。この機会をお見逃しなく!

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