ツイッター、YOUTUBEの禁止

公開日 : 2014年03月31日
最終更新 :

ホテルのやカフェのWIFIのパスワードをもらうときに、IDを提示させられることが増えているという新聞記事が出ていました。そこからのアクセスで反政府発言をされた場合、とばっちりを食らうのはいやということでしょうか。

インターネット事情については、昨年のゲジ公園事件以来、市民扇動に使われたとしてインターネット上の発言の責任を追及する魔女狩りを行ったり、制約を加えられるような法を整備したりと不穏な動きだったトルコなんですが、今、まさに開票中の地方選挙を前に、ツイッターやYOUTUBEへのアクセスが遮断されています。これは憲法違反という弁護士会の申し立てにもかかわらず、いまだ解除はされていません。

大統領はこれがまだ噂段階だったときに、そんなことにはならないと発言していたはずなのですが、首相はやっちゃいましたねー。当然、報道の自由、思想の自由を発言の自由を制限するものとして国内外からの反発も大きく、株価や為替も影響を受けたりしていますが、まあ禁止されても止めきれないのが今のサイバー世界。裏技を使えば今も、トルコ国内でも使うことは出来ます。であれば、なぜ今こんな反感を買うことをするのか?うーん。もう開いた口がふさがらないですが、今も開票は与党有利で進んでおり、与党がこのまま勝利した場合、またデモが活性化するのではと多少心配にもなります。そして、今回は絶対にひっくり返してやると意気込んでいるトルコの友人たちの絶望する顔も見たくないのですが・・・。

地方選挙で何をと思われるかもしれませんが、今回の選挙の焦点はゲジ以来の与党への国民のはじめての審判という意味合いが強いと思います。

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