スルタンの船

公開日 : 2004年08月19日
最終更新 :

金角湾を行き交う船の中でも、ひときわ目立つボートがある。ボスポラス沿いに停泊している動く5星ホテルの豪華客船のように巨大なわけではない。カヌーのように細長い形をして、中央に金ぴかの玉座のような観覧席がある。ずらりと並んだ、房のついた赤い帽子と金刺繍のベストを着こんだ漕ぎ手までが船の装飾品のような、デコラティブなボートだ。スルタン・カユックラル、その名もスルタンのボートである。

オスマン帝国がイスタンブールを征服して以来、スルタンや権力者達の日帰り遊覧船として、また金曜日のお祈りの儀式への送迎船として使われたというこのボート、数年前に静音モーターを除いてはオリジナルに忠実な復刻版が作られたが、乗り場が金角湾の奥の方で不便だったせいか、一般客でも乗船できることを知っている観光客はまだ少ないようだ。詳しいことはHPを参照していただきたいが、時間で借り切ることも出来るし、あらかじめ時間が決められた遊覧コースに相乗りすることもできる。現在のプログラムだと、金角湾クルーズとボスポラスクルーズが設定されている。金角湾コースは約30分、平日毎日18時30分に出発。週末は13時30分と18時30分の二回ある。トルコ菓子ロクムのサービスつきで、一人20,000,000TL(約1600円)。ボスポラスコースの方は生演奏と飲み物のサービスつきで約1時間、平日19時30分発、週末は13時30分と19時30分の二回、一人35,000,000TL(約3000円)。

またこの夏の特別パッケージとしてドルマバフチェ宮殿かベイレルベイ宮殿観光とスルタンボートの送迎というコースもあって35,000,000TLとなっている。

ボートの発着場所はSUTLUCE、MINIATURKのすぐ隣になるが、観光シーズン中はドルマバフチェからの発着もある。人数によっては不催行や変更もありえるので、希望の際は必ず予約して、発着場所と時間を確認する事。夏の終わりが近い。行く夏を惜しむなら、ナオミ・キャンベルも乗ったこのスルタンボートで、夕暮れクルーズはいかが。

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www.sultankayiklari.com0 212 296 5240

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