市内から空港へ空港バス利用の方々へ

公開日 : 2004年08月10日
最終更新 :

地下鉄が空港まで開通して以来、空港バスHAVASの利用者数は落ちこんでいるのだろう、大型バスでなく25席のミディバスが運行している時間帯も多くなった。ところでこのHAVAS、空港到着時の終着点がけっこうコロコロと変更になる。国内線ターミナルと国際線ターミナルの到着順序が逆になったり、国際線の到着ロビーだったり出発ロビーだったり。降りたところで右往左往する旅客を、ここのところやたら見かけたので念のためガイドしておく事とする。

市内から空港へ向かったバスは、現在は国内線を通過して国際線到着ロビーが終点となる。市内から乗る乗客は出発客が多いのだからこれが出発ロビーなら話は早いのだが、出発客は一階上の出発ロビーに移動しなければならない。ところが到着地点目の前にあるエレベーターは地下から到着ロビーまでのものなので、利用する事は出来ない。では中で、と大きな荷物を引きずって到着ロビーに入ろうとすると、係員が「デパーチャー?ノー!」とせっかく並んだ検査列からつまみ出す。空港といえど、入り口係員が流暢な英語を話すとは限らない。到着ロビーの列に並んでいるのはたいてい家族や客を迎えにきたトルコ人。他に見当たるのは、バスを降りたところで有料のトロリーを貸し出している係員のお兄さんくらいなのだが、彼らがあまり流暢な英語を話すのも聞かない。右往左往している旅客を見かけるのは、こんなパターンにハマってしまったときだ。

「あっちですよ、あっちあっち。到着ロビーの向かいにある駐車場の中のエレベーターを利用して上に上がるんです。空港バスを降りた方向とは逆に、道をもう一度向こう側に渡ってください」入り口係員につまみだされ、トロリー貸しのお兄ちゃんとも意思疎通が出来ずに途方にくれた顔をしていた旅客は、わかる言葉で教えてあげると、日本人もアメリカ人も同様にほッとした顔でありがとう!と言ってくれる。まあ指差して教えた方向に立体駐車場は見えるけど、「エレベーターはその中のどの辺にあるの」(道を向かいに渡りきって入り口を入ってすぐ、右にある)と更に詳しく情報を得ようとする人も少なくないから、よほど不安になるのだろうと思われる。考えてみれば、出発と違って到着ロビーは人の出入りにむらがあって、聞きたくても聞く人がいないときが結構あることに気付いた。これが街中だったら親切なトルコ人達がこぞって力になってくれるのだろうけど、空港では先を急ぐ人も多い。

トルコは観光業も大事な産業なのだから、こういうところも何とかならないかと、空港バス意見書ポストに、出発ロビーで旅客を降ろす工夫をと希望のメモを落としておいた。またすぐ変更があって、改善されると良いのだけれど。

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