旧市街トラムの新車両

公開日 : 2004年07月25日
最終更新 :

最近、旧市街に行くとトラムの駅を見逃して、通り過ぎてしまう事が良くある。線路上にひときわ高く作られていたいわゆるプラットホームが、すっかり無くなってしまったからだ。

輸入物であった前車両を国産に総入れ替え。前の車両は元々地下鉄用に開発されていたものらしく、開閉扉と乗車位置を合わせるために高いプラットホームが必要だった。しかし新車両は、障害者対策などあり地面に近い設計の開閉扉なので、このプラットホームは必要無くなってしまったというわけ。新車両の運行はとっくに始まっているのだが、プラットホームの方は完全に工事が終了していない。まだ取り壊されていない以前の高いプラットホームは目立つので、無意識に歩いているとフラットな新駅はついつい通りすぎてしまう。新駅が少しずれて旧駅からは見えない場所に作られた駅の場合だと、知らずに目立つ方の旧駅で待ちつづけている旅行者の姿もちらほら。またフラットな新駅は、改札口の存在があいまいで、つまり並行する道路のどこからでも乗れる状態なので、混雑時の無賃乗車もあるよう。一応,道路との境にロープを張って見張っている駅員さんもいるのだが、まあ近々なんらかの、もっとこの問題には効果的な構造物になるのだろう。国産車両などというとボロそうに思うかもしれないが、鉄道ファンの子供なら喜びそうなちょっとかっこいい車両である。暑い中、クーラーが効いていたり、電光掲示板で現在位置を確認できるのもありがたい。イスタンブールの新しい顔、ぜひ充分に利用していただきたい。

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