ヒッタイト

公開日 : 2002年08月27日
最終更新 :

日本から送ってもらおうかと思案しているものがある。それが少女マンガなのでいまさら頼みにくい。だがしかし、古代ヒッタイトやカッパドキアが舞台になっていると聞かされては興味をそそられてしまうではないか。

ヒッタイト遺跡、首都八トゥシャシュ跡などは一般観光コースから外れているのでよほど興味がない限りたずねる観光客はいないだろう。ただし出土品の多くはアンカラの古代博物館に収納されていて、比較的簡単に目にすることが出来る。その優れたデザイン性は、イスタンブール県のマークとしてシンボル化されたり、トルコ最大のガラス食器メーカーパシャバフチェが高級器シリーズのデザインに取り入れて人気を博したりしていた。カッパドキア、アバノスの赤い土から作る陶器にもヒッタイトデザインといわれるものを目にする。ドーナツ型に取ってと台とそそぎ口をつけたような面白い形のワインのデカンタなどである。ワインは元々メソポタミアで作られ始めたというが、カッパドキア、ウルギュップあたりでワイン作りが始まったのは、ヒッタイトの頃だったという。奇岩の谷間には今も野生の葡萄が多くの実をつける。そのカッパドキアで今年も10月11~15日国際ブドウ収穫祭が行われる。フォークロアショーを目当てに行くのも楽しいが、葡萄といえばワインである。10月11~14日の間はネヴシェヒル国際ワインコンテストも同時開催するから、地元ワイナリーと各外国ワインの味比べとしゃれ込むのも楽しい。

最近全28巻で完結したマンガの題名は「赤い川のほとり」というらしい。カッパドキア観光の際に何度も通ることになる「KIZILIRMAK(赤い河)」と何か関係あるのかしら。ああ、気になる。やはり取り寄せようか。

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