ダーダネルス寿司工場

公開日 : 2002年04月29日
最終更新 :

 ダーダネルス海峡と聞いて何を連想するだろう。シュリーマンの夢トロイの木馬だろうか。戦争だろうか。トルコ人ならこういうだろう。「ダーダネルスと言えばトン(マグロ)!」

そう、ダーダネルスと言えばトルコでは有名な缶詰メーカー。年間6万トンの魚、3万トンの魚介類を加工し、魚を食べないと言われたトルコ人(黒海沿岸など一部を除く)の食生活を変えてきたと自負する。中でもツナ缶製造の最大手で、「トンといえばダーダネルス」なのだ。

さて、このダーダネルス社が最近また新しい工場を作ると言うので、新聞紙上をにぎわしている。日本人とトルコ人が真新しい機械のスイッチを入れる写真。「ハンバーガーの後、最も早く世界中に広まった食べ物」SUSHIの工場なのである。25%が日本資本のトルコ-日本合弁会社として設立し、22日から稼動。その名もSUSHIDAというらしい。8時間で1万個の寿司を製造する能力を持ち、トルコで大変高価な食べ物であったスシを、大衆に手の届くところに引き下げると鼻息も荒い。

工場はイスタンブールのアジア側にあり、ホテルやレストランへの卸、スーパー・コンビニへの配送のほか、家庭へのデリバリーサービスも行うとある。www.yemeksepeti.comから注文を受け、バイク便で届けてくれるらしい。高級デパートアクメルケズには,今では3箇所もスシバーがある。イスタンブールのほとんどの高級5星ホテルでは、いまやスシを出さないところはない。狂牛病による肉離れの追い風もあったのだろうが、ただの流行りで終わるかどうか、廉価版スシのお手並み拝見。

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