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ボスポラス海峡徒歩横断

カテゴリー:自然・風景 投稿日:2000年10月15日

ボスポラス海峡。アジアとヨーロッパという二つの大陸を分かつ、長さ31キロのこの海峡を舞台に昔から様々なドラマが展開されてきた。地中海の最も奥深く、黒海とマルマラ海を結ぶこの海は、海陸両方の貿易の交差点であり、イスタンブール繁栄の基盤でありつづけた。最も幅が狭くなる地域を挟んだ両岸に砦を建設し、コンスタンチノープル陥落の足がかりとした、征服王メフメット2世。またオスマントルコ時代には、ハーレムでの勢力争いに敗れた女達が沈められる墓場でもあった。明暗様々な歴史を秘めて、現在では高級住宅やヨットハーバー、離宮などが並ぶ海峡を、観光客を満載したクルーズ船や、イスタンブルっ子たちの通勤フェリーがひっきりなしに行き交っている。

この世界に名だたるボスポラス海峡には、現在2つの橋がかかっている。第2橋については日本のIHIが担当したこともあり、トルコ人との会話のなかでもよく登場する。文字通りアジアとヨーロッパを結ぶとあって、「ぜひ渡ってみたい!」という人も多い。アジアとヨーロッパの二つの大陸に、足をかけてみたい。歩いて渡りたい。それは楽しいイベントではあるまいか。

しかし、残念ながら現在、この2つの橋は徒歩の通行を許していない。過密な橋の交通量への配慮もあるし、開設当初、徒歩の通行が許されていた頃には、橋の上からの飛び込み自殺志願者が絶えなかったとのうわさもある。普段ならここまで来て、指をくわえてみているか、車でさくっと通りすぎるしか(それでも晴れた日の橋の上からの展望はすばらしいのだけど)できない橋なのである。

普段なら?そう、実はこの橋を徒歩で渡れる日がある。

10月15日日曜日。今日はユーラシアマラソン、別名イスタンブール国際マラソンの日である。ユーラシアというからには、勿論大陸間横断があるわけで、この日ばかりは徒歩で橋の通行が許されるというわけ。それを目当てにエントリー、橋を渡りきったところでリタイアというのもありなのである。

来年のエントリー目指して、今から体、鍛えてみますか?軟弱な私は、今年ミレニアムの幕開けでも軍楽隊の後を追って橋の徒歩横断が許されたことを覚えていて、21世紀に入る今年の正月も?と大陸横断年明けを計画中である。

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髙谷 一美

トルコ・旧イスタンブール特派員の髙谷 一美が現地から中東地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

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