イビサの田舎暮らし 3月旬の食材

公開日 : 2021年03月06日
最終更新 :
筆者 : 今岡史江

昨年の2020年3月14日にコロナウイルスのための非常事態宣言が発令され、もうすぐ1年が経とうとしています。昨年はトマトやピーマンやサンド豆などを栽培・収穫し、今年2021年の春はエンドウ豆と絹さやとソラマメと、豆類の収穫です。

エンドウ豆(うすいえんどう)の豆ご飯が大好きな私はご機嫌です。

1合のお米に対して小さじ1杯の塩を入れて炊きます。

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絹さやとエンドウ豆を収穫していていまさらの新しい発見に心を躍らせています。

絹さや(さやえんどう)を薄くて柔らかい時に取り損ねると大きく膨れて、エンドウ豆のようになります。さやを開けると似ているようでまったく異なりました。

こちらの絹さやですが、オランダえんどうとも呼ぶので、日本の絹さやとは種類が異なるのかもしれませんが。

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写真は左の上がエンドウ豆の花。右上が絹さやの花とエンドウ豆のように太った絹さや。

左下が薄い絹さやと太った絹さや。右下がさやを開けたところで下がエンドウ豆、

上が絹さやです。絹さやは粒が丸いのに対し、エンドウ豆の方は粒が詰まっていて一つひとつがどちらかというと円柱の様な形で大きくしっかりしています。

グリーンピースというのはエンドウ豆の未熟なものと書いてありました。想像するに広い土地で大量収穫する場合、十分育ったものもまだ未熟なのも混ざるのでしょう。

そういう小ぶりなものや絹さやが大きくなってしまったものの粒がグリンピースとして冷凍や瓶詰になって出荷されるのかしらと思ったのは私の勝手な想像でしょうか。

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これはソラマメです。ソラマメは枝葉の様に最初上向きに育ちます。

それが大きくなって重くなると下向きに垂れていきます。

スペインでは日本の食卓に上がる様な大きなソラマメもいただきますが、まだ若いソラマメもさやごといただきます。輪切りにしオムレツにしたりパエリアに入れたり。若いソラマメの粒だけ取り出しベイビーソラマメという名前で売られています。ベイビーソラマメはさいの目切りにした生ハムと一緒に炒めたりします。

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今日はベイビーソラマメと、若いさやごとのソラマメと、アーティチョークを使って「バレンシアの冬のパエリア」を作りました。採れたての絹さやも入れました。お肉は冷凍庫に眠っていた骨付きチキンと豚足です。

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アーティチョークが見えてないですが、塩コショウをしてよく炒めます。

お水を入れて煮込みます。お水は基本ご飯の2.5倍です。

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スープストックを好みで入れ、サフランを入れました。

野菜が柔らかくなるまで煮込むと色が黒くなります。

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完成です。

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とてもおいしくいただきました。

家庭菜園すると旬のものがいただけてとてもうれしいのですが、しばらくはわが家の食卓はソラマメと絹さやとエンドウ豆一色になりそうです。

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筆者

スペイン特派員

今岡史江

1993年よりスペイン在住。車好きが高じて自動車整備士の資格をとり、ただ今トヨタ・イビサでメカニック中。

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