イビサの女神タニットの洞窟

公開日 : 2016年10月09日
最終更新 :

イビサの北側の「Cala San Vincent」というビーチから約150mの山の中に「Cova des Culleram」というイビサの守り神タニットが祀られている洞窟があります。舗装されていない山道を少し上ると駐車場があり、車を停めてから15分くらい山道を進むと山の中にひっそりとした小さな洞窟があって、その中に高さ約20㎝の小さなタニットの土偶が祀られています。この聖域は1907年に地元の農民によって発見され、考古学者はこの場所で約1000個のタニットの土偶や女性の土偶を発見しました。1998年から政府の管理下で、4月から10月の10時から14時まで一般公開されています。

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この聖域は3つのパートに分かれています。1つ目は洞窟の入り口前の祭壇のある中庭。昔はここでTanitにお供えするための生贄を燃やして食する儀式が行われていました。2つ目は鍾乳洞の中でタニットが祀られている中央部。3つ目は洞窟の一番奥で、儀式で使用された生贄の灰や骨がお供えされています。

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洞窟内部はジメジメとして蒸し暑く、暗くてちょっと怖い雰囲気でした。現在はタニットを美しく見せる装飾品をお供えすることが習わしとなっているので、私はクリスタルのブレスレットをお供えして神社感覚でお参りしてすぐに出てきました。イビサに昔から住む人の話では、以前は人間の赤ちゃんや山羊を生贄にしたという噂を聞いたことがあるので、ちょっと不気味な雰囲気で怖かったです。

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(情報源:http://www.ibiza5sentidos.es/en/visit-ibiza/cova-des-culleram/)

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