No.53〉番外編『アラスカ・ゴールドラッシュ紀行』デナリ国立公園編

公開日 : 2014年11月14日
最終更新 :

〈アラスカ・ゴールドラッシュ紀行〉第5回目は、デナリ国立公園(Denali National Park and Preserve)をご紹介します。

DNP.jpg

この国立公園は、北米最高峰のマッキンリー山(Mt. McKinley)を含む256Kmのアラスカ山脈(Alaska Range)を擁し、四国と同じほどの広さがあります。

まず、アラスカ鉄道のデナリ公園駅(Denali Park)から、歩いてすぐの「デナリビジターセンター(Denali Visitor Center)」へ。国立公園のジオラマや映画を見た後、カフェテリアでランチしました。

DNP3.jpg

そこから、町に1台しかないというタクシーに乗り、宿へ。

「カイロクリーク・ロッジ(Carlo Creek Lodge)」は、万年雪の山脈に抱かれた、山小屋風の愛らしい宿です。

DNP4.jpg

わたしたちは、6部屋ある大型のロッジに泊りました。壁が薄く、隣人のいびきがウルサイのには参りました。個別のロッジに宿泊していたら、快眠できたと思います(笑)

町の中心地から離れているので、車のある方におススメです。

翌朝、国立公園内を見学するバスツアーに参加しました。公園内にある1本道の終点・カンティシュナ(Kantishna)へ向かう、約12時間のツアーです。

タクシーで集合場所へ向かう途中、道路わきにヘラジカを発見。幸先の良いスタート。たくさんの動物が見られそうな予感♡ 

DNP11.jpg

自然保護区域アクセスセンター(Wilderness Access Center)から、アメリカのスクールバスのような大型バスで出発! 

バスは、氷河の流れる川や、崖ぎりぎりの細い道を進んでいきます。

DNP5.jpg

▲おススメは谷側(左側)の座席。

運転手さんや目の良いお客さんが動物を見つけると、バスは静かに止まります。カリブー(北米のトナカイ)の団体さんやブラウンベアの親子、獲物を見せびらかすアカキツネなどを間近で見ることができました。

DNP6.jpg

▲公園内には、約40種類の哺乳類と約130種類の鳥類が暮らしている。

DNP10.jpg

▲(左)イヌワシ

▲(中下)アカキツネ

▲(右下)ドールシープ(Dall sheep)

DNP15.jpg

▲(上)ブラウンベア

▲(右中)ホッキョクジリス

▲(右下)雷鳥

お昼頃、雲に閉ざされていたマッキンリー山が、ようやく顔をのぞかせました。

DNP12.jpg

▲すっきりとマッキンリー山が見えるのは、月に2日ほどだそう。

標高6194m。幼いころ映画や本で知った、冒険家の植村直己さんがあの山のどこかに眠っているかもしれない、と思うと、美しさに感激しつつも、畏怖の念を抱かずにはいられません。

DNP7.jpg

バスは、ワンダー湖(Wonder Lake)に到着。ここで、レンジャー(森林警備隊員)の方から、国立公園についての話を伺いました。蚊が多い地域のため、配られた蚊よけネットを頭にかぶります。この湖からみるマッキンリー山が見どころのひとつなのですが、残念ながら、雲隠れされてしまいました。

DNP8.jpg

ついに、92、5マイル(約147Km)の終点に到達。20世紀の初め、カンティシュナはゴールドラッシュに沸いた場所で、そこで暮らした人の家が残されていました。

動物を探しつつ、バスは同じ道を戻ります。

ツアー終了後、町を散策しました。

タクシー運転手さんのおススメ「デナリ公園サーモンベイク(Denali Park Salmon Bake)」で、地ビールと本場のアラスカサーモンをおいしくいただきました♪

DNP2.jpg

次回は、アラスカ最大の都市・アンカレッジをご紹介します。どうぞ、お楽しみに☆

DNP13.jpg

☆今日の一首☆

本能か生存していくためだけかキツネは今日も命を狩って

♪お役立ちウェブサイト♪

Kantishna Experience(バスツアー)reservedenali.com

Denali Park Salmon Bake      denaliparksalmonbake.com

◇アクセス情報◇

Carlo Creek Lodge

 住所:Mile 224 George Parks Highway, Denali, Alaska

 電話: 907-683-2576

◎あわせて読みたい関連情報◎

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。