ハワイにもビリアタコスが登場! 米国西海岸で爆発的人気のメキシコ料理

公開日 : 2021年04月29日
最終更新 :

2020年のコロナ禍のロックダウン中には、米国でも家でケーキを焼いたり、自宅の改装工事をしたりとさまざまなことが流行りました。その中のひとつ、ビリアタコスはカリフォルニア州で火がつき、全米に広まったメキシコ料理です。

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ビリアタコスについて

ビリアタコスは、メキシコのハリスコ州に古くから伝わる郷土料理で庶民のストリートフードとして人気のある日常食です。ハリスコ州では安価なヤギ肉を使用しますが、ヤギ肉は獣臭が強くて硬い肉なので、臭い消しのために唐辛子やスパイスを入れて長時間にわたって低温で煮込みます。

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煮込んだヤギ肉と香菜などの野菜をトルティーヤに包んで、肉の煮込み汁に浸して食べます。ローストビーフサンドイッチを肉汁スープに浸して食べるフレンチディップサンドイッチのメキシコ版といったところです。

米国のビリアタコスは、ヤギ肉ではなく、入手しやすい牛肉を使用し、チーズをたっぷり加えるのが特徴です。

ラ・ビリア

ワイキキのメキシコ料理店「ブホ(Buho)」の元エグゼクティブシェフのアーテュロ・シルバさんとハワイで長らくレストラン業に携わっているジャスティン・ミズフカさんが、「ラ・ビリア」としてフードトラックでビリアタコスをハワイに紹介したのは2020年夏のことでした。

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そして、2020年末にはパールリッジ、2021年2月にはカカアコにフードトラックを出店しました。毎日1200個ほどのタコスが売れているという人気店です。自家製トルティーヤでは間に合わないので、ハワイのトルティーヤの名店「シナロア」のトルティーヤを使用しています。

メキシコ出身のシェフ・アテュロは、伝統的なレシピを使ったビリアタコスを調理しています。スパイスの効いた特製のたれに24時間漬け込んだ牛肉を12時間かけてゆっくりと煮込んで柔らかく仕上げます。

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マウイ島出身で小さい頃からサイミン(細麺)に親しんできたジャスティンさんの発案で、ラ・ビリアではサイミンをオーダーすることができます。牛肉の旨味がたっぷりと入った煮込み汁とサイミンの相性のよさにはびっくりです。ラ・ビリアでは、ハワイ産にこだわって、ハワイの老舗「サンヌードル」のサイミンを使用しています。

さいごに

ラ・ビリアのフードトラックは、ウォールアートのメッカでもあるカカアコのマザー・ウォルドロン・パーク横のクック・ストリート沿いで毎日午前11時から午後2時まで営業しています。ウオールアート鑑賞のついでに気軽に立ち寄ることができます。

まだまだコロナが猛威を振るっています。次回のハワイ渡航は、もう少し先になるかもしれませんが、その際にはぜひ食べてみたい料理です。

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■ラ・ビリア(La Birria)

 ・場所: カカアコのマザー・ウォルドロン・パーク横のクック・ストリート沿い

 ・営業時間: 11:00~14:00

 ・URL: la-birria.com

 ・インスタグラム: @la_birria_hi

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筆者

ハワイ特派員

小嵜 有美

昭和、平成、令和にわたってホノルル暮らし。現在はフリーで編集者/ライターそしてハワイ企業の広報担当として活動中。ハワイの食ならお任せください!

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