香港を歩く!Run the MTRアイランドライン

公開日 : 2021年05月14日
最終更新 :

香港では2回のワクチン接種者も73万人以上で、トラベルバブルを検討している国もあり少しずつコロナ禍のトンネルの先が見え始めてきました。

いつか香港に訪れられるようになったとき、ちょっと変わった香港発見の方法があります。

香港政府観光局で紹介され、

ニュース&レポートでも紹介された

「香港の新たな魅力を発見!路線図を使った散策コース「runtheMTR」」です。

「runtheMTR」を発案したのは、香港在住のカナダ人ママ&娘チーム。

母の日にマージさんとジリアン・プリチャードさん親子が、「Island Line Run」 (港島線ランニング)を計画したことからスタートしました。

その後「香港のMTR全線を自分の足で走れるのではないか」と考え、香港の全10路線を走って制覇しました。

ウェブサイトから全路線の距離や見どころなどを確認することができます。

インスタグラムrun the mtrではランニングコース中の画像も投稿されています。

今回は一番景色がよく、なじみのある港島(Island)ラインを紹介します。

青色のアイランドラインは香港島の北側の東西をカバーする路線で、17駅あります。

runではなくウオーキングをしながら、ところどころ立ち止まって写真を撮ったりしながらの所要時間です。

参考までに。

距離:17.8km

所要時間:3時間24分

IMG_8385.jpg

スタートは香港島東側の柴湾(Chai Wan)のB出口。

2駅分くらい道路沿いを歩きます。

高層アパートや昔ながらの低層アパートまであって、居住地区や学校を通過。

香港の日常生活のひとコマを垣間見ることができます。

アップダウンが少しあります。

IMG_8388.jpg

筲箕湾(Shau Kei Wan)からは一部をのぞいて、ほぼビクトリア湾沿いのプロムナードを景色を楽しみながらひたすら歩く平らなコース。

トイレも数ヵ所あります。

IMG_8391.jpg

ジョギングしている人や犬を散歩させている人(一部禁止)など、ハーバービューだけでなくピープルウオッチングもおもしろい。

IMG_8395.jpg

クオリーベイにある消防船アレクサンダー・グランサム号展覧館。

入館料は無料なので時間に余裕があったら入ってみては。

1959年に作られ、2002年まで消防船として活躍していました。

当時の知事であるグランサム卿にちなんで名づけられたそうです。

IMG_8397.jpg

北角(North Point)付近は海岸沿いは高速道路なので、しばらく町なかを歩きます。

このタイミングで水分補給や軽食を取るのもいいかもしれません。

油街にあるOi!はアートスペースになっています。

IMG_8404.jpg

銅鑼湾(Causeway Bay)にあるヌーンデイガンは毎日正午に鳴る大砲儀式です。

が、コロナ禍の現在はカバーがかかっています。

IMG_8409.jpg

灣仔(Wanchai)のコンベンション・エギジビションセンターの前にある金紫荊廣場(Golden Bauhinia Square)。

紫荊(バウヒニア)は1880年に香港で発見された植物で、1965年に公式に香港の花となりました。香港の旗は赤色のバックグラウンド、真ん中に白いバウヒニアが目立ちます。

実際香港の公園やハイキングコースではピンク色のバウヒニアをよく見かけます。

この広場では中国と香港の旗がなびいています。

IMG_8415.jpg

コンベンションセンターからセントラルまでの間には、子供が遊べるエリアもあります。

香港サイド、九龍サイドの絶景鑑賞スポットでもあります。

IMG_8445.jpg

中環(Central)のビル群。

てっぺんにアンテナが立っているようなユニークな形をした建物は中国銀行。竹をイメージしたデザインです。

IMG_8449.jpg

西營盤(Sai Yin Pung)のプロムナードには香港キャラクターが!

IMG_8573.jpg

ゴールは香港島の西側の堅尼地城(Kennedy Town)。

おめでとうございます! アイランドラインを制覇しました。

駅の近くにはレストランやカフェが並んでいるので、祝賀会をしてもいいかもしれませんね。

散策をするのにも楽しい下町エリアです。

IMG_8456.jpg

C出口を出てすぐのところにある根がはった壁。

見事な自然アートです。

run the MTRは香港のいろんな顔をみることができ、初めての人も、リピーターさんも、在住者も新しい発見や再発見があり、ますます香港の魅力にハマってしまうことをお約束します。

==========================================

香港やそのほかの海外旅行の写真はwandermiwandermi

ハイキングやランニングの記録はruntheworldmiruntheworldmi

でご覧いただけます!

いまは行けないけれどバーチャル旅行をお楽しみください。

筆者

香港特派員

りんみゆき

香港在住26年のライター/通訳です。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。