香港を歩く!Run the MTRアイランドライン
香港では2回のワクチン接種者も73万人以上で、トラベルバブルを検討している国もあり少しずつコロナ禍のトンネルの先が見え始めてきました。
いつか香港に訪れられるようになったとき、ちょっと変わった香港発見の方法があります。
香港政府観光局で紹介され、
ニュース&レポートでも紹介された
「香港の新たな魅力を発見!路線図を使った散策コース「runtheMTR」」です。
「runtheMTR」を発案したのは、香港在住のカナダ人ママ&娘チーム。
母の日にマージさんとジリアン・プリチャードさん親子が、「Island Line Run」 (港島線ランニング)を計画したことからスタートしました。
その後「香港のMTR全線を自分の足で走れるのではないか」と考え、香港の全10路線を走って制覇しました。
ウェブサイトから全路線の距離や見どころなどを確認することができます。
インスタグラムrun the mtrではランニングコース中の画像も投稿されています。
今回は一番景色がよく、なじみのある港島(Island)ラインを紹介します。
青色のアイランドラインは香港島の北側の東西をカバーする路線で、17駅あります。
runではなくウオーキングをしながら、ところどころ立ち止まって写真を撮ったりしながらの所要時間です。
参考までに。
距離:17.8km
所要時間:3時間24分
スタートは香港島東側の柴湾(Chai Wan)のB出口。
2駅分くらい道路沿いを歩きます。
高層アパートや昔ながらの低層アパートまであって、居住地区や学校を通過。
香港の日常生活のひとコマを垣間見ることができます。
アップダウンが少しあります。
筲箕湾(Shau Kei Wan)からは一部をのぞいて、ほぼビクトリア湾沿いのプロムナードを景色を楽しみながらひたすら歩く平らなコース。
トイレも数ヵ所あります。
ジョギングしている人や犬を散歩させている人(一部禁止)など、ハーバービューだけでなくピープルウオッチングもおもしろい。
クオリーベイにある消防船アレクサンダー・グランサム号展覧館。
入館料は無料なので時間に余裕があったら入ってみては。
1959年に作られ、2002年まで消防船として活躍していました。
当時の知事であるグランサム卿にちなんで名づけられたそうです。
北角(North Point)付近は海岸沿いは高速道路なので、しばらく町なかを歩きます。
このタイミングで水分補給や軽食を取るのもいいかもしれません。
油街にあるOi!はアートスペースになっています。
銅鑼湾(Causeway Bay)にあるヌーンデイガンは毎日正午に鳴る大砲儀式です。
が、コロナ禍の現在はカバーがかかっています。
灣仔(Wanchai)のコンベンション・エギジビションセンターの前にある金紫荊廣場(Golden Bauhinia Square)。
紫荊(バウヒニア)は1880年に香港で発見された植物で、1965年に公式に香港の花となりました。香港の旗は赤色のバックグラウンド、真ん中に白いバウヒニアが目立ちます。
実際香港の公園やハイキングコースではピンク色のバウヒニアをよく見かけます。
この広場では中国と香港の旗がなびいています。
コンベンションセンターからセントラルまでの間には、子供が遊べるエリアもあります。
香港サイド、九龍サイドの絶景鑑賞スポットでもあります。
中環(Central)のビル群。
てっぺんにアンテナが立っているようなユニークな形をした建物は中国銀行。竹をイメージしたデザインです。
西營盤(Sai Yin Pung)のプロムナードには香港キャラクターが!
ゴールは香港島の西側の堅尼地城(Kennedy Town)。
おめでとうございます! アイランドラインを制覇しました。
駅の近くにはレストランやカフェが並んでいるので、祝賀会をしてもいいかもしれませんね。
散策をするのにも楽しい下町エリアです。
C出口を出てすぐのところにある根がはった壁。
見事な自然アートです。
run the MTRは香港のいろんな顔をみることができ、初めての人も、リピーターさんも、在住者も新しい発見や再発見があり、ますます香港の魅力にハマってしまうことをお約束します。
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いまは行けないけれどバーチャル旅行をお楽しみください。
筆者
香港特派員
りんみゆき
香港在住26年のライター/通訳です。
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