香港を歩く!ランタオトレイルセクション3&4
香港では2021年1月中旬現在、規制が多くありますが、海外に旅行に行けない香港人に大人気なのがハイキングです。
特に今日紹介するランタオトレイルのセクション3は、香港で一番大きな島であるランタオ島で一番高い山に登ります。
セクション3のスタート地点はパックンアウです。
セクション2から引き続き歩く場合は、ゴール地点から道を渡るだけ。
もしくはMTRトンチョン駅のバスターミナルから3Mに乗り、14番目の停留所で下車。
バスの時刻表はこちら。
このバスにはハイキングの恰好をしている人がたくさん乗っていますが、もし降りるところがわかならくて不安だったら、乗る時に運転手さんに「降りるバス停を教えて」と言っておくといいでしょう。
人気のある登山道なので、運転手さんによっては「パックンアウー」と言ってくれるときも。
ランタオピーク経由でゴンピンまでは
・距離: 4km
・所要時間: 2時間30分
スタート地点に簡易トイレがあります。
この先ゴンピンビレッジまでトイレはありません。
セクション3はランタオピークを目指すので、ひたすら登りが続きます。
少し行くと右側に2003年8月26日に政府のヘリコプターの事故で命を落としたパイロットの碑があります。
ここで後ろを振り向くと、天気のいい日はサンセットピークがよく見えます。
残念ながらこの日は雲の中。
頂上を目指すのに気を取られていると立ち止まって振り返るのを忘れがち。
いままで歩いてきた道や下界の様子もたまには要チェックです。
すばらしい景色を見逃さないように。
チュンシャビーチやランタオ島の村が見えます。
動画はIMG_2482.MOV
山頂に到着!
雲の中で何も見えないためあまり達成感がありませんが、多くの頂上で見かけるこの三角点(trig)をタッチして、到着~
三角点とは地図の作成や国土の保全、各種測量など、さまざまな活動で活用するために国土地理院が作った位置の基準点。
とはいえ必ずどの山頂にもあるわけではないようです。
ちなみに日本の三角点は四角い石柱のようですが、香港のは丸い白黒です。
ランタオ島で1番高いランタオピーク(鳳凰山)は934mあります。
香港では2番目に高い山ですが、一番!の響きの方が登った感がありますね。
ここにはシェルターもあるので、下山の前にひと休憩できます。
下山は景色を楽しみながらゆっくりするのがおすすめ。
右側に見えるのがシェッキップ(石壁)の貯水池。ランタオトレイルセクション7でこの橋を渡ります。
途中クレイジーなハイカーは左の方の獣道に消え、手足をフル活用して上り下りするDog's teethに挑みますが
かなり上級者向けです。
急なところや道幅が狭いところは鎖があるので安心です。
このあとハートスートラまで下りが続きます。
下界に近づいてくると右手に大仏とゴンピンビレッジやポーリン寺。
その先にはマカオと珠海へつながる大橋が見えてきます。
ここがセクション3の終わり。
ランタオピークは中国語で鳳凰山、フィーニックスの像の前で記念写真を撮るハイカーの姿も。
ここを真っすぐ行くと大仏にたどり着けますが、ランタオトレイルは右に曲がり少し回り道をしてゴンピンビレッジへと向かいます。
左側には香港最大のパワースポット心経簡林(ハートスートラ)があるので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
般若心経の一節が彫りこまれた38本の木柱が、丘の上に無限大を意味する8の形に立ち並んでいます。
この場所はポーリン寺のお坊さんが瞑想するところでもあり、見晴しもよく、心地よい風も吹いていて「気」を感じること間違いなし。
回り道のトレイルからは大仏様をいろんな角度から見ることができて神秘的。
回り道をしないと見えない風景ってありますよね。
最後はケーブルカーの下を歩き、ゴンピンビレッジに到着します。
ゴンピンビレッジにはレストランやカフェ(スタバもある)だけでなく、おみやげ屋さんもある観光スポット。
きれいなトイレやコンビニもあります。
ビレッジから遠回りすると、34mの世界最大級の屋外大仏「天壇大仏」が見えてきます。
2020年1月現在は大仏様は化粧直し中。
対面には宝蓮禅寺(ポーリン寺)があります。
ビレッジに戻り、バスターミナルからセクション4のゴンピンからシャムワットロードまでは歩きやすい道です。
セクション4の最後にはバス停があり、そこから11番のMTRトンチョン駅へのバスが出ています。
乗るバス停は11番目の停留所、時刻表はこちら
・距離: 2.5km
・所要時間: 1時間
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筆者
香港特派員
りんみゆき
香港在住26年のライター/通訳です。
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