香港を歩く!ランタオトレイルセクション1&2

公開日 : 2020年12月28日
最終更新 :

香港といえば空を突き刺す高いビルがニョキニョキ建っているビジネスが栄える金融都市というイメージがあるかもしれませんが、実は緑が多いということご存じでしたか?

全面積の約7割に24の国立公園があり、トレイルがあちこちにあるのです。

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その中でも有名なのは4大トレイルです。

・ホンコントレイル: 全長50km

・ランタオトレイル: 全長70km

・マクレホーストレイル: 全長100km

・ウィルソントレイル: 全長78km

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今回から6回に分けて、この中のランタオトレイルの歩き方を紹介します。

香港で一番大きな島、ランタオ島にあるランタオトレイルは12のセクションから構成されています。

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ムイオーへの行き方はセントラル5番埠頭からフェリーに乗るのが便利。

フェリーの時刻表はこちら

所要時間は普通フェリーで50~55分、ファーストフェリーで35~30分かかります。

スタート地点はムイオーフェリー、郵便ポスト付近からセクション1のはじまりです。

歩き始める前ここにあるセブンイレブンで水やスナックを調達していくといいでしょう。

ここを逃すと、セクション1&2ではコンビニはありません。

フードマーケットを右手に、コンクリート歩道の坂を上ります。

このフードマーケットは海沿いに面するローカルな魚介類をメインとした中華料理のレストランが並び、リーズナブルな値段で食事ができます。

動画はこちらIMG_2299.MOV

この距離マーカーははスタート地点からの距離を表すもので500mおきにあり自分がどこにいるのか確認できます。

この距離マーカーL002のLはランタオトレイル、スタート地点から1kmのところに位置しています。

セクション1の距離は2.4km。

車の通るコンクリート道をひたすら歩くので、トレイルとしてはあまり見どころはありません。

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坂の途中から右側を見下ろすとムイオーの町並みが見えます。

ムイオーはのんびりとした小さな町ですが、欧米人も住んでおり、隠れ家的なカフェやベーカリーもあって散策して発見できる魅力のある町。

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ここの公衆トイレを使わないと、セクション2の終わりまでありません。

セクション2の距離は6.5km、山をひとつ越える本格的なトレイルのはじまりです。

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以前はありませんでしたが、コロナの影響でハイキング人口が増えたからか、記念撮影ができるパネルも設置されています。

このセクションの目玉は標高869mある香港で3番目に高いサンセットピーク(大東山)......なのですが、実際にはランタオトレイルの一部ではないので少し回り道をします。

動画はこちらIMG_2321.MOV

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トレイルはアップダウンがあり、ところどころに急な階段もあります。

緑に囲まれて森林浴。水分補給もお忘れずに。

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今日の目的地はサンセットピーク経由のパックンアウ。

トレイルの途中いくつも分岐点がありますが、標識が必ずあるので迷うことはないでしょう。

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ランタオ島には珍しい植物も生息していて、説明書きが添えられています。

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頂上に近づくにつれ、石の小屋が点在するのが見えてきます。

これはその昔、別荘(?)として使われていたそう。

いまではそのほとんどが使われていませんが、週末に使用する人もたまにいるそうです。

このあたりは景色も絶景でキャンプのテントを張る姿もあります。

まわりには何もないので、必要なものはすべて持参。

動画はこちらIMG_2358.MOV

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ランタオトレイルからサンセットピークを目指す場合、標識は一切ないので、携帯のマップを見ながら進むといいでしょう。

獣道がいくつもあり、サンセットピークへと導いてくれます。

天気のいい日は香港島も見えますが、この日は残念ながら霧の中。

それもそれで神秘的でした。

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下りも急な階段が続きます。

セクション2の最終地点であるパックンアウからサンセットピークを目指すハイカーとすれ違います。

このエリアは香港人にはススキの絨毯が有名で、いまの時期、写真を撮りに多くの人が訪れます。

ゴールはパックンアウ。ここには簡易トイレが設置されています。

このバス停からムイオー行に乗るか、トンチョン行きに乗ってMTRトンチョン駅から香港、九龍に戻ることもできます。

セクション1&2 所要時間:約3時間

現在の香港の規制では公共の場はふたり以上集合しない、公共の場でのマスク着用の義務はありますが、ハイキング=運動をしているときはマスクはしなくても問題ありません。

香港を訪れることができたら、ぜひ香港の自然も楽しんでみてくださいね。

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筆者

香港特派員

りんみゆき

香港在住26年のライター/通訳です。

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