香港国際空港着陸後の検疫プロセス
現在香港への入国は香港居民のみとなっています。
2020年3月から始まった14日間の強制隔離が義務づけられており、現時点では12月31日まで実施することが決まっています。
今回9月に2度目の検疫と強制隔離を受けたときの様子をお伝えします。
香港国際空港に到着したのは定刻より少し早い、午前7時。
機内に引き続き、空港でもマスクを着用します。
現在香港では屋内屋外を問わずマスク着用が義務づけられていて、違反した場合には最大5000香港ドル(約6万8千円)の罰金が科せられます。
香港国際空港到着後、検疫チェックを受けるミッドコンコースの搭乗ゲート201から219へと向かいます。
店はすべて閉まっていて決められたところしか歩くことができません。
まずはスマホで衛生局の検疫申告書を記入したQRコードを見せます。
申告書は48時間有効なので、フライト前に記入してQRコードを取得しておくと便利(座席番号の記入項目があります)。
申告書はここからダウンロードできます。
次に強制隔離時に使用するアプリ「居安抗疫Stay Home Safe」をインストールしてあるか、携帯をチェックされます。
これも事前にしておくと便利。
そのあと、QRコードとシリアル番号がついたリストバンドをつけられます。
数ヵ月前にリストバンドを外して外出し、逮捕されたケースがあるとのことで外れないようにかなりきつめ。
次に申請した電話番号が実際に使われているか、スタッフがその場で電話をして確認します。
隔離中の2週間使える番号だったら、香港の電話番号でなくても問題ないそうです。
それからスマホにインストールした「Stay Home Safe」アプリを起動させて、リストバンドのQRコードとアプリを連動させます。
子供と一緒で同じアプリを使いたい場合は、それも可能。
最後に、隔離場所など記入事項を確認をし、強制検疫中、隔離先から外に出られないこと、常に連絡がとれる状態でいること、違反した場合は犯罪扱いになるという説明を受けます。
次に唾液検査。
動画で説明を見たあと、指定された個別のブースに入って実行。
壁に貼ってある手順を示す絵の説明を見ながら、喉の奥の方から唾液を出すようにし、容器に数回吐き出します。
容器には底の方にすでに液体が入っています。
容器をビニール袋に二重に入れ、所定の箱に入れて完了。
ここまでにかかった時間は着陸後約3時間。
検査結果が出るまでの待機場所へ移動。
フライトごとにエリアが分かれていて、机と椅子を与えられます。
オレオクッキーやリッツのスナックと水は好きなだけ支給されますが、買うお店もなく、長い待ち時間にお腹がすくので、フライト前に用意しておくことをおすすめします。
ちなみにチェックインした荷物は検疫をクリアするまでお預けなので、機内持ち込み荷物に入れておくこと。
という、フェイスブックのグループはためになる情報が投稿されえいるので要チェック。
アメリカやイギリス、インドなどハイリスクの国からの入国情報はこちらになります。
飛行機に搭乗する前に検査を受ける必要があり、隔離場所は指定されたところのみ。
現在日本はハイリスクに入っていません、
到着して13時間後の午後8時にやっと解放され、隔離場所の自宅へ。
11時間のフライトのあとのこの待ち時間は、書いているだけで疲れてきたので、14日間の強制隔離については次回お伝えしますね。
筆者
香港特派員
りんみゆき
香港在住26年のライター/通訳です。
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