蓮香居、大栄華......有名中華レストランが閉店!

公開日 : 2022年08月12日
最終更新 :
筆者 : 武田信晃

新型コロナウイルスはオミクロン株が主流になってから、重症化はあまりしないという特性と相まって行動制限が緩和されています。しかし、それでも感染するのは怖いですし、家族、同僚、友人が濃厚接触者ということで、いろいろと迷惑をかけてしまうこともあり、飲食店は以前のような厳しい防疫対策ではなくても、客が戻り切らず厳しい経営を続けているところが少なくありません。

そんななか、湾仔(Wan Chai)の有名中華レストラン「大栄華酒楼」が2022年8月28日をもって閉店することになりました。オーナーシェフである「韜韜」こと梁文韜氏は「食神」とも呼ばれ、力士のような大きな体がトレードマークで、厨房は弟子に任せて、テーブル一つひとつを回ってお客さんと話をすることでも知られるフレンドリーなキャラクターとして知られていました(最近はダイエットして、痩せただけでも話題になるほど)。

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新型コロナの影響で2021年に九龍湾の店が閉店し、今年は湾仔支店が8月28日閉店することになりました。この物件は大栄華の自社物件だそうで、居抜き物件として借りられるかどうかなど関心がある人もいるそうで、閉店後は別の店ができるかもしれません。しかし、料理のガイドブックの『ミシュラン』でも13年連続でビブグルマンに紹介される実力店だけに残念です。ただ、元朗(Yuen Long)にある本店は営業を継続するそうなので、こちらに足を運んでください。

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閉店と言えば1889年に広州で開業し1918年に香港に進出してきた飲茶の店「蓮香居」も8月8日に閉店しました。一度、2019年には一度、閉店したものの、翌々日には従業員自らの手によって復活するなど不死鳥のような店でしたが、新型コロナの影響などが経営を直撃した形です。ここは、数少ないワゴン式の店として知られており、香港は老舗とワゴン式の両方を一気に失ったことになります。幸い、こちらも系列店で上環(Shueng Wan)にある「蓮香居」は営業を継続するとしています。

筆者

香港特派員

武田信晃

新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。

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