香港で活動に必要な「ワクチンパス」について
政府指定ホテルでの隔離措置を受ければ、外国人でも香港の渡航が認められるようになりましたが、観光で渡航する際もワクチン接種が完了していること(香港政府が認めた海外製のワクチンは多数あり、接種完了とは1回から4回の接種までさまざま。日本の場合はファイザー、モデルナ、アストラゼネカなので2回)が前提条件となっています。そして、香港社会はワクチン接種を前提とした経済活動を基本とする「疫苗通行證(Vaccine Pass)/ワクチンパス」をという政策が採用されています。
ショッピングモールの入口にあるQRコード。ワクチン接種証明とリンクさせることが必要です
香港市内の活動について、もしワクチン接種が完了していないことを証明できなければ、全部の飲食店(バー・パブを含む)、ゲームセンター、スポーツジム、アミューズメント施設、公共娯楽場所、エステ、クルーズ船、イベント施設、ショッピングモール、デパート、スーパーマーケット、街市、ホテル・ゲストハウスなどに入ることができないようになっています。つまり、観光できないのと同じです。
ワクチンパスは3段階に分けて実施されていて、5月30日までは第2段階が実施中です。第3段階は5月31日から始まる予定になっています。施設に入るには、各入口に設置してあるQRコードを活用するのですが、それを「安心出行(LeaveHomeSafe)」というアプリに反映させなければなりません。海外のワクチン接種の証明も有効なので、これまでは香港内にある郵便局で手続きをしなければなりませんでしたが、オンラインでも申請できるようになりました。これで郵便局にいくという手間が省け、郵便局員との会話のストレスも減ります。香港に渡航する際には、事前申請をお忘れなく。
筆者
香港特派員
武田信晃
新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。
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