新型コロナなどの感染症専用病棟が完成しました!

公開日 : 2021年03月10日
最終更新 :
筆者 : 武田信晃

感染症の専用病棟である「北大嶼山醫院香港感染控制中心(HKICC)」がこのほど完成しました。重症急性呼吸器症候群(SARS)、COVID-19といった感染症を経験した香港ですが、現在の新型コロナウイルス、将来発生するであろう新しい感染症の中心的病棟となります。台風のシグナル10や50年に1度発生するような大雨にも耐えらえるほか、耐用年数は10~20年としています。(写真提供:香港政府発展局)

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建物は亜洲国際博覧館(Asia World-Expo)に西側にある敷地3万平方メートルの敷地に建てられました。2階建ての病棟が6つの独立した形で建設され、総建築面積は4万4000平方メートルです。隔離病床数は816で16~65歳の軽症から中程度の陽性者の治療を行います。スタッフは15人の医師、40人の看護士、30人の検査員が働きます。検査員がいるという意味は、1日当たり1500件の能力を誇る陽性者かどうかの検査施設が併設されているからです。

病室は陰圧室になっていて、入口にはふたつのドアを設置して、ウイルスが廊下に飛び散らないようにしました。各病室にはトイレとシャワールームをつけ、ドアに郵便受けのようなものを作って、そこから食事や差し入れなどの受け取ることができます。徹底して非接触を図った感じです。患者は、体温、血圧、酸素量などを各病室に設置されたタブレットに入力して報告します。カルテのDX化も進めていて、医師や看護師が患者の状況を共有しやすいようになっています。

筆者

香港特派員

武田信晃

新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。

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