香港デモ現場についての注意事項

公開日 : 2019年11月25日
最終更新 :
筆者 : 武田信晃

デモが続く香港ですが、11月11日に日本人がデモ隊と絡んでケガをするという事件が起きました。ケガをした日本人はデモ隊を撮影していたようです。人工知能(AI)が発達して顔認証技術が進化したため、警察は後日逮捕に踏み切ることが可能ですので、デモ隊はマスクやゴーグルをして自分の顔が分からないようにしています。よって、第三者に顔を撮影されるとどこかのSNSなどにアップされて逮捕されるのではないかと危惧しているので、撮影を嫌がります。そのことを理解せずに撮影をしたと思われます。

001.JPG

言葉による誤解があって暴行にまで至ったようですが、デモ隊も後日、しっかりと身分確認もせずに暴行してしまいすみませんでした...と謝罪しています。いずれにしろ、デモ隊を撮影するのはマスメディアの人間でさえも気を使っている点なので、デモ隊を撮影するのは控えてください。

また、東京農業大学の学生が11月17日に、デモ隊と警察が激しい衝突を繰り返した香港理工大学で拘束されています。彼は何もしていませんが、現場にいたことが影響して警察に拘束されています。現場にいると、カオス状態になる時があります。現場にむやみにいくと、何もしていなくても今回のようなことが起きる可能性が出てきますので、デモ現場に行くのは控えたほうがいいと思います。

筆者

香港特派員

武田信晃

新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。