香港スタイルのお粥が食べられる「3米3」

公開日 : 2019年01月21日
最終更新 :
筆者 : 武田信晃

日本人にとってお粥といえば、ほぼ病人食と言う感じで日常的に食べると言う事はあまりないと思います。ところが香港においては日本人にとっての牛丼ではないですが気軽に食べられる料理で、あちらこちらにお粥が食べられる店があります。「3米3」は東京の荻窪にあるお粥を中心とした店ですが、東神田に2店目がオープンしましたので取材してきました。

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東神田店を切り盛りしているのが、黄紹文(Simon Wong)さんと羅静欣(April Law)さんの2人。父親をシェフにもつSimonさんは香港では銀行員でしたが脱サラして東京でこの店を始めました。Aprilさんは日本の大学を卒業し二子玉川にある飲食店で働くなど6年の在住歴があり日本語も非常に堪能です。その語学力を生かして食品衛生責任者の試験も合格しています。店の大きさは16平方メートルで19席あります。白を基調としたインテリアでさわやかな雰囲気です。

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日本のラーメンはスープ作りに手間暇をかけます。香港ではお粥を作る時に水を使うのではなく、ラーメンのようにいろいろな具材を使って、時間をかけて作っただし汁を入れるのが特徴です。そして、お粥自体にもさまざまな具をいれて楽しみます。料理ですが、同店のお勧めは「お粥と点心のセット」(980円~)です。これはお粥、点心、ドリンクがつくものです。お粥は基本は「豚肉とダブル卵」か「鶏肉と椎茸」のどちらかを選びます。ほかにも「ごぼう粥」などはプラス100円、「海の幸」を選ぶと200円の追加料金で食べる事ができます。点心は「油條」という揚げパン、「春巻き」、「チャーシューパイ」など6種類ありその中から1つ選びます。こちらも、「エッグタルト」や「マンゴープリン」などを選ぶとプラス100円、「シュウマイ」、「海老蒸し餃子」などを選ぶと200円の追加、「ちまき」、「チャーシュー」などを選ぶなら300円の追加となります。

ドリンクも上の2つと同じで、「ブレンドコーヒー」、「オレンジジュース」、「紅茶」など5種類の中から1つ選びます。「香港ミルクティー」、「オバルチン」、「レモンコーラ」などは100円の追加、「アサヒスーパードライ」を選ぶならプラス500円です。今回は「豚肉とダブル卵」、「油條」、「オバルチン」という組み合わせです。

今回紹介する「豚肉とダブル卵」の具材ですが、ダブル卵というのは「ピータン」、「塩漬けした鴨卵」のことです。それに加えて、豚肉、春巻きの皮、ネギなどが入っています。口当たりよい優しい味で春巻きの皮のパリパリ感が食感にアクセントをつけています。

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豚肉とダブル卵(上)とオバルチン

「海の幸」(1050円)は、エビ、ホタテ、カニ、サクラエビ、春巻きの皮、ネギという海鮮粥です。お粥に海鮮のエキスが染みているのがすぐわかります。カニ肉を食べられるようにちゃんとカニスプーンもついています。

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海の幸

スイーツでは「楊枝甘露」(680円)はという香港定番のモノがお勧め。マンゴー、タピオカ、ポメロが基本でここにマンゴーピューレをベースとしたお店特製のソースをかけて食べるものです。日本ではあまり食べる機会のないマンゴーをこれでもかという感じで楽しめます。

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楊枝甘露

お粥の専門店すら日本ではあまり多くありませんし、日本のお粥とはまったく異なる香港スタイルのお粥を香港に行かなくても日本で味わえるできる店です。

★3米3東神田店

所在地:東京都千代田区東神田1-5-8 (馬喰町 / 馬喰横山駅から徒歩3分)

電話:03-6875-3748

営業時間: 月~金曜=11:00~15:00、17:00~21:00。土曜=11:00~21:00

日曜定休

筆者

香港特派員

武田信晃

新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。

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