「フレンチメイ」。フランスの文化イベントが1カ月続く香港

公開日 : 2018年05月04日
最終更新 :
筆者 : 武田信晃

香港の2月~4月は香港はアートフェスティバルがあったり、香港国際映画祭があったりと「エンタメ」の期間が続くのですが、5月もさらに続きます。「法国五月藝術 / Le French May)」というイベントで、簡単にいえばMay=メイ=5月はフランス文化を紹介するというイベントです。(写真提供:Dynamic Network Alliances)

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フレンチメイは1993年から始まり、今年で25周年を迎えます。年々、規模が拡大して現在は演目の数は150にも上るので、実はイベントはMay=5月ではなくJune=6月いっぱい続くという大きなイベントです。プログラムはクラシック音楽、オペラ、ジャズ&ポップスなどの「パフォーマンス」、フランス映画を上映する「映画」、芸術やライフスタイル、料理などの「エキシビション」の3つに分かれています。

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具体的なプログラムについて紹介しましょう。エディット・ピアフといえば、フランスでもっとも有名なシャンソン歌手ですが、彼女の生涯を描いた舞台「玫瑰人生 / La Vie En Rose」が6月20日に上演されます。アジアプレミアということで注目の舞台です。

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皆さんご存知のカルメン。スペインが舞台ですが、フランス人作曲家ジョルジュ・ビゼーが作ったことをご存知でしょうか? 「比才(卡門) / (Georges Bizet's Carmen)」も5月16日から20日まで行われます。

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他にも5月12日、19日、26日の毎週土曜日には茘枝角(Lai Chi Kok)にある「D2 Place」というショッピングモールで「法式盛薈 / French extravaganza」というのが引かれます。これはフランスのパンやチーズ、軽食が楽しめるほか、フランス映画や生活スタイルを知ってもらう企画になっています。

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値段はプログラムごとに異なりますが140香港ドル~1,080香港ドルです。チケットはURBTIX、TICKETFLAP Art-Mateというウェブサイトでも販売するので日本からもじ購入可能です。ブロードウェイを観に行くために遠いニューヨークまで足を運ぶ人が大勢がいますが、それと同じでフランスの舞台やカルチャーを楽しみたい人は、この場合、わざわざフランスに行かなくても香港で楽しめます。香港に行けばフランスまで楽しめると言う一石二鳥のイベントなので、タイミングが合う人がたのしんでみてはいかがでしょうか? 

筆者

香港特派員

武田信晃

新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。

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