香港の図書館、地元の書店、日系の書店
日本ではTSTUTAYAを運営するカルチュア・コンビエンス・クラブ(CCC)が運営する図書館が話題のようですが、では香港の「本」事情はどうなのでしょうか?
香港の繁華街の1つ、銅鑼湾(Causeway Bay)の中心地から徒歩5分のところに中央図書館があります。今の図書館は2001年5月に完成して12階建て、3万3800平方メートル、蔵書数は230万冊に上ります。システムは日本の図書館と同じで、名前などを登録して借りるというものです。WiFiも完備しているほか、無線LAN63個の貸し出しまでしています。コンピューターは600台もありIT環境は十分です。閲覧用のテーブルも900あるので勉強している学生がたくさんいます。貸し出しているのは文学、雑誌、児童書などほぼすべてを網羅していますし、日本の新聞なども閲覧可能です。香港には中央図書館以外に67カ所あるほか、移動図書館も10台あるなど充実しています。
書店という意味では中国語中心では「商務印書館(Commercial Press)」というのがあります。漢字の書物がほしければここはお勧めです。また「Page One」という店があります。こちらは英語の書籍も充実している香港でも最大級の書店です。台湾系の書店も進出していて「誠品書店(Eslite Bookstore)」というのがあります。ここは本のみならず文具や中国茶なども売って、立ち読みをどんどんしてくださいと言わんばかりに、たくさんの机と椅子があるのが特徴です。
日系の図書券もあります。旭屋書店がそごう内に入っています。そこはまさに日本の書店で欲しい本や雑誌のほとんどを手に入れることができます。もう1つはトマトブックスで、あのイタリアン・トマトが香港では本屋も経営しています。こちらも旭屋同様、日本の本がくまなく手にはいります。また、香港在住日本人者向けに発行されている日本語のフリーペーパーなども配布されているので、こちらで最新事情を手に入れることも可能です。
11月お題"図書館・本屋"
筆者
香港特派員
武田信晃
新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。
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