たばこは日本の倍の価格

公開日 : 2014年05月10日
最終更新 :
筆者 : 武田信晃

香港は喫煙者にとっては非常に肩身の狭い場所です。値段は高く、自宅以外で吸える場所がほとんどないからです。

歴史を見るとわかりやすいと思います。1982年から92年は映画館、劇場、コンサートホール、エレベーター、公共交通機関内、空港の旅客ターミナルが禁煙でした。98年にはショッピングモール、百貨店、スーパーマーケット、銀行、ゲームセンターが対象となりました。2007年1月1日からオフィス、カラオケ、老人ホーム、レストラン、トイレ、駐車場、体育館、スイミングプール、学校、大学、病院、海水浴場などが禁煙となりました。さらに同年7月からはバー、雀荘、サウナなども対象となります。上記のように屋外以外はほぼ全面禁煙といっても過言ではないでしょう。違反者は最高5万ドルの罰金が科せられます。

喫煙者にとって幸いなのは、香港はいまでも数十メートルごとにごみ箱がありそれに灰皿がついているのでそこで喫煙ということになります。

たばこの価格も高額です。ブランドにもよりますが平均で54ドルです。うち税金は38ドルですので小売価格の7割が税金です。2014-15年にはさらに課税する案も出ています。購入場所は、コンビニエンスストアか、香港では路上で新聞、雑誌などをスタンドが数多く並んでおり、ここで購入することができます。箱のデザインも規定があり、諸外国にも同じことをしていますが掲載写真にあるように、健康被害に訴えたり、グロテスクな写真などを入れさせて喫煙者を減らそうという意図が感じられます。ライターは非常に安く3ドル程度ど日本の100円ライターよりもかなり安いです。

004 capri.jpg

たばこを無税で持ち込める数は19本。つまり、日本で新しいタバコを1箱買ってから持ち込むと自動的に課税対象になります。気をつけてください。

001 cigarette shop-1.jpg

筆者

香港特派員

武田信晃

新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。