香港のスマートカード・オクトパスカード

公開日 : 2009年12月06日
最終更新 :

香港で移動するときあると便利なのが「オクトパスカード(八達通)カード」。

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日本のSuicaカードのようなICカードとして、地下鉄・バス・電車などの交通機関で利用できる他、電子マネーカードと同じように香港内の全コンビニエンスストア、ベーカリーショップ、スーパーマーケット、ドラッグストアなど、ほとんどの店舗での支払いに利用できます。またマンション入り口のセキュリティー、学校ゲートの認証、駐車場、公共施設(プール・体育館)などにも適用されており、香港での生活シーンには欠かせない1枚なのです。

MTR(地下鉄)やバス、トラム(路面電車)などで移動する時にオクトパスカードで支払いすると小銭を準備したり、改札でチケットを購入する手間が省ける上、MTRでは通常料金より2割ほど割引きとなりお得。香港の全交通機関で利用が可能です。

またオクトパスカードは様々な商品とコラボしており、スワロフスキーのキーホルダー型、腕時計、モンチッチキーホルダー、香港のイラストレーター・Carrie Chauのオリジナルキーホルダー、クレジットカード一体型など、アクセサリーや実用品としても利用可能なものも数多く存在します。駅の改札口で時計をゲートのセンサーに押し付けている人を見かけても変な人ではありませんのでご安心ください。

◎種類・価格

初回購入時

子供:デポジットHKD50+初回最低入金額 HKD 20

成人:デポジットHKD50+初回最低入金額 HKD 100

シニア:デポジットHKD50+初回最低入金額 HKD 20

個人:デポジットHKD50+初回最低入金額 HKD 30

全種類HKD50のデポジット(保証金)は返却時に無償で払い戻しされます。また入金額を下回っても1度だけならOK。2度目は使用不可になります。

その他腕時計、キーホルダー型、携帯ストラップ仕様などのオクトパスもあり、一見しただけではそれがオクトパスであるとは分からないものも。キーホルダー型は鞄などに付けられるため、カードを取り出す手間が省けて意外に便利ですが、払い戻しができないタイプの商品がほとんど。香港滞在中はオクトパスとして利用し、あとはアクセサリーとして利用するのもいいかもしれませんね。

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↑ これら全てがオクトパスカードです。

◎購入場所

MTRの各駅サービスカウンター。(馬場駅以外)

◎残高確認

MTR各駅のチケット購入機横に設置されている査諮機で確認可。

同時に利用日時と履歴が表示されます。

◎チャージできる場所と方法

利用できる最低単位はHKD50。以下HKD100、HKD150、HKD200、とHKD50刻みでチャージ可能です。MTR各駅サービスカウンター、セブンイレブンなどのコンビニで入金できます。また在住者にはクレジットカードと連動した自動チャージ機能があり、クレジットカードから自動的に利用分が引き落とされます。逆にシティバンクのクレジットカードにオクトパス機能が付属しているものもあり、これも自動チャージとなります。

◎交通費以外の利用

種類も多いオクトパスですが、利用方法も様々。

- コンビニ・スーパー・ドラッグストア等小売店での支払い。

一部深セン・マカオ地区でも利用可。

- マンション・学校・駐車場・病院の認証パス

- 公共機関(プール・体育施設・映画館)などの入場料支払い

◎有効期限

発行から3カ月以内の返却であればデポジット全額と余剰金額全額を返還。3か月を過ぎると手数料としてHKD7が徴収されます。

その他詳細はオクトパスカード公式HPをご参照下さい。

台湾にも同じような交通カードがあります。詳しくは以下の台北特派員記事をご参照。

そういえば同じ地下鉄でも香港では「MTR」ですが、台湾・シンガポールでは「MRT」と呼びます。なんででしょうね。

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