マカオ特集(2)大堂・聖ポール天主堂跡・モンテの砦

公開日 : 2007年12月19日
最終更新 :

聖ドミニコ教会を後にして、今度はセナド広場右手方向へ向かいます。

徒歩5分ほどで「カテドラル(大堂)」へ。バロック様式の教会は、白い漆喰と深いグリーンの質素なたたずまい。

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教会内部は写真を撮るのがためらわれるほどの静謐さ。何人かの信者の方が真摯にお祈りをささげていました。ステンドグラスが日差しを受けて、息を呑むほどの美しさです。教会前は広場になっており、クリスマスシーズンならでは、キリスト生誕の場面を再現した像が置かれています。

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通りすがりに見つけた駐マカオポルトガル大使館。さすが元領主国だけあって、町の中心地に立派な建物です。休日だったので人気はなく、静まり返っていました。

さて、セナド広場中央へ戻り、左手の細い坂道を登っていくとマカオ観光必見!のスポット「聖ポール天主堂跡」です。写真左が正面から、右が後ろから撮影したもの。17世紀初頭に建てられた天主堂の建築には折りしもキリシタン迫害で海外へ逃れてきた日本人も係わったとか。

1835年の火事で消失し、壁面と階段だけが当時の面影を今に伝えています。

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ちなみに壁面の裏には上れます。足場がすけすけで非常に不安定なので迫力満点です。

高いところ好きな私も、足がちょっとすくみました。。。

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さて、次は聖ポール天主堂跡の真横にある丘に登ります。結構な急勾配を5分ほどえっちらおっちら進んでゆくと「モンテの砦」に到着です。ポルトガルがオランダの侵略を防ぐために17世紀初頭に作った砦です。今ではマカオの街を一望できる穴場的スポットで、マカオ博物館が併設されています。

砦の頂上に行く途中にはマリア像が。当時の人々の信仰深さがしのばれます。

そして売店の前には巨大な犬が。狭い道のど真ん中に「我関せず」とばかり長々と寝そべっています。

何年か前に来たときも・・・いました。この犬。やっぱり同じように道のど真ん中に寝そべっていました。

デジャブ。。

砦の頂上の広場で、紫色の蓮の花が開いていました。あまりに見事なので撮ってみました。

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頂上には実際に使用されていた大砲が置かれています。こんな大砲でぶっ飛ばされたら堪らない!

砦を作った人々も大変だったでしょうが、この大砲を丘のてっぺんまで運んできた労力を思うと、くらくらします。やっぱり手押し車で何人かがかりで引っ張ってきたんだろうなー。ご苦労様です。

風に吹かれてしばしの休息。時間があればマカオ博物館を覗いてみるのもお勧めです。

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