桜咲く「恵林寺」を歩く〈期間限定・桜朱印〉をいただきました~武田信玄公が眠る菩提寺

公開日 : 2022年04月03日
最終更新 :
筆者 : 水月
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こんにちは~北杜・山梨特派員の水月です。

桜咲く2022年3月31日に、甲州市塩山の乾徳山「恵林寺」境内を歩きました。

臨済宗妙心寺派のお寺で、武田信玄公の墓所がある菩提寺です。

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黒門をくぐると、四脚門までの参道が桜並木になっています。

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「四脚門」です。通称赤門とも呼ばれ、恵林寺境内のなかでも代表的な桜スポットです。徳川家康の再建と伝えられるもので、国の重要文化財です。

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赤門の先「三門」に続く庭園の桜も見事です。

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境内には60本ものソメイヨシノほか、カワヅザクラ、ヒガンザクラ、ウコンザクラなど種類もいろいろ。大木も目立ちました。

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現在の「三門」は、織田信長の焼き討ちで快川国師和尚が壮絶な最期を遂げたその悲劇の現場に建てられているといいます。この場所で、快川和尚は「安禅必ずしも山水を須いず、心頭滅却すれば火も自ら涼し」と言葉を残し百人以上ともいわれる僧侶とともに火に包まれたのですね。

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「武田信玄公墓所」に手を合わせようと、本堂を拝観しました。

拝観は、本堂→うぐいすの廊下→武田不動尊像→武田信玄公墓所→庭園と進みます。

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国の名勝指定を受けている庭園です。鎌倉時代、京都嵯峨野の天龍寺、嵐山の西芳寺(苔寺)の庭園も手がけたという夢窓国師の代表的な築庭庭園として有名だとか。しだれ桜も美しかったです。

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「桜朱印」(500円)をいただきました。地の紙に桜の模様を散らした桜色のこの御朱印をいただけるのは、4月12日までだそうです。

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寺院が建てられ庭園が造られた鎌倉時代。甲斐の虎と呼ばれた武田信玄公が戦国武将として名をとどろかせ、織田信長の焼き討ちにあい快川和尚が「心頭滅却すれば火も自ら涼し」と言葉を残した戦国時代。

そんな歴史に思いを馳せながら、桜咲く境内を歩いてみませんか。

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■乾徳山 恵林寺

・住所: 山梨県甲州市塩山小屋敷2280

・電話: 0553-33-3011

・拝観時間: 8:30~16:30(年中無休)宝物館は、12月~3月は毎週木曜日が閉館

・拝観料: 一般500円 高校生以下300円 団体(20名以上)400円

・URL: 恵林寺

筆者

山梨特派員

水月

2000年に山梨県北巨摩郡明野村(現 北杜市明野町)に移住。田舎暮らしを始めました。3人の子育て経験や女性ならではの視点、食いしん坊の資質を生かして、山梨の魅力を発信していきたいと思っています。

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