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シルクロードの風を感じて心の旅に出よう~『平山郁夫シルクロード美術館』

カテゴリー:イベント・行事・お祭り / 文化・芸術・美術 / 見所・観光・定番スポット 投稿日:2019年7月 2日

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早いものでもう、7月。そこで、夏休みにぴったりの北杜市を代表する美術館を紹介します。
長坂町にある『平山郁夫シルクロード美術館』です。
ここ、小中学生は無料で入館できて、館内の美術品を自由に写生できるんですよ。
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平山郁夫画伯(1930年~2009年)は、シルクロードを描き続けた日本画家です。
日本から中央アジアを経てローマまで続く長い長い道、シルクロード。
砂漠を行くラクダのキャラバン。言葉や文化の違う人々が集まるオアシス。大草原に生きる遊牧民たち。
なぜ、平山画伯はシルクロードを描き続けたのでしょう。順を追って美術館を歩いてみましょう。
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受付から館内に入ると、まずは平山画伯がシルクロードを旅するなかで集めたコレクションの数々を観ることができます。
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コレクションの数は約1万点。上の写真「仏陀説法図」のように、仏像単体ではないものも積極的に集めてこられたとか。周囲に描かれ彫られた人々を観ることで、その時代の暮らしが見えてくると考えていたそうです。
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ガンダーラの仏陀坐像。ギリシャ彫刻にも似た彫りの深い顔立ちですね。仏像はギリシャ文明の影響を受けて、ガンダーラで誕生したといいます。平山コレクションは、優しいお顔をされている像が多いと美術館の方がおっしゃっていましたが、ほんとうに優しい表情をしていますね。
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順路を進むと企画展へ。平山郁夫没後10周年記念展『群青の世界』(~9月10日まで)を開催しています。
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月刊文芸誌『海』の表紙絵(72年~84年)36点も初公開。ブルーの背景に描かれた四季折々の花や風景などが楽しめます。
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「朧月夜ブルーモスク」(イスタンブール)です。独特のこの青、平山ブルーと呼ばれているんですね。この深い青を観ているうちに、胸がしんとして穏やかな気持ちになっていきました。
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2階の大展示室では、平山画伯の集大成「大シルクロードシリーズ」を観ることができます。
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真ん中の古代ローマ遺跡「エフェソス・トルコ」を中心に、砂漠を行くキャラバンの昼と夜の絵が左右対称に展示されています。国境や民族を超えた人々の交流の象徴として、シルクロードを旅するキャラバンを描いていたそうです。


シルクロードは様々な文化が行きかう交流の道、そして仏教伝来の道でもあります。
15歳のときに故郷広島で被爆し、後遺症による死の恐怖に苦しんでいた平山画伯は、救いを求め玄奘三蔵の仏教伝来を描くことで、玄奘三蔵がたどったまだ見ぬシルクロードと出会います。
その後40年間で150回にも及ぶシルクロードへの旅を重ね、そこに日本文化の美の源流を見いだそうと描き続けることとなったのです。
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さて。そろそろ2階のカフェ「キャラバンサライ」で、休憩しませんか。
お茶をいただきながら、DVDを鑑賞することもできます。
ここには隣接する甲斐小泉駅から自由に出入りができ、入館しなくてもカフェのみのご利用も可能です。(入店無料)CIMG9915.JPG
お楽しみコーナーも、いろいろあります。
「民族衣装を着てみよう」コーナー。サリーを着て、写真を撮るのも楽しそう。
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「絵手紙コンテスト」も開催中です。今年2019年のテーマは①「群青」②「花鳥風月」③「シルクロードのいきもの」④「美術館で発見したこと」です。県内の和紙の里身延町で作られた和紙のハガキが用意してあります。


夏休み特別ワークショップ『化石発掘体験』や『恐竜ジオラマ作り体験』なども企画しています。
(申し込み期間~7月5日まで)
1階入口受付スペースにあるミュージアムショップには、お洒落なグッズがいっぱい。そして、子どもたちへ向けた「ジュニア版ブックレット」も2種類販売しています。「クイズで旅するシルクロード」(400円)では楽しく簡単に。「シルクロードの旅」(520円)では少し詳しく様々なことを知って考えて、より美術館を楽しめるように作られています。


そうなんです。この美術館の特徴であり魅力のひとつは、すべての人に開かれているということ。
小中学生は、入場無料。館内で美術品を間近に見ながら写生することもできるというだけでなく、写真撮影も(特定の展示物を除いて)OKです。
音声ガイド(500円)も、日本語、英語、中国語と3種類あり、とてもわかりやすくていねいに解説してくれます。多くの方に平山画伯が残したものを、観て、知って、感じて欲しいという思いを感じますね。


いかがですか。
シルクロードの風を感じて、心の旅をする時間。そんなひとときを過ごしにいらっしゃいませんか。
*************************
『平山郁夫シルクロード美術館』
入館料(18歳以上) 1,200円
高校生・大学生・専門学校生 800円
(中学生以下無料)
障がい者・被爆者 手帳掲示で無料 ( 介護者の方は1名様迄600円 )
※ 70歳以上の方、20名様以上の団体は、100円割引になります。

開館時間:10:00 〜 17:00 ( 入館16:30まで )
休館日:展示替え期間、冬季(年末〜3月中旬)
*詳しい日程はお問い合わせ下さい。(2016年3月より、火曜定休が無くなりました)
駐車場台数:大型5台、普通50台 ( 駐車無料 )

住所:〒408-0031 山梨県北杜市長坂町小荒間2000-6
Tel : 0551-32-0225
ホームページ http://www.silkroad-museum.jp/
子どもたちに向けた企画などの「キッズミュージアム」のページはこちら → http://www.silkroad-museum.jp/about/kids.html

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水月さえ

2000年に、ここ北杜市明野町に移住してきました。夫が営む広告会社で経理を担当するかたわら、日々随筆をかいています。本を読むことと、気ままな旅行、料理と雑貨と食べること、そしてお酒が大好きです。3人の子育て経験や女性ならではの視点、食いしん坊の資質を生かして、山梨の魅力を発信していきたいと思っています。食と田舎暮らしと読書を中心に随筆を綴っているブログ『はりねずみが眠るとき』は毎日更新中。 DISQUS ID @disqus_dnZjg860jf

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