タクシー利用時の注意点 〜ホーチミン市内〜
カテゴリー:交通・鉄道・航空 投稿日:2017年11月21日
こんにちは。今回はタクシーについてお話しします。
交通手段が限られているホーチミンでは観光にタクシーはつきもの。
悲しいことに、そんな観光客の足元を見てくる悪徳タクシーも多く存在しています。
今回は、タクシーのスムーズな乗り方や筆者が見聞きしたタクシーでのトラブルを紹介していきます。
ホーチミン市内で多くの人が利用しているタクシー会社は2社あります。
Vinasun Taxi
Mai Linh Taxi
この2社を利用すれば安心...と言われていますが、最近は外見からは見分けがつかないような偽物タクシーも存在しています。見た目が本物のタクシーと同じように塗装がされているため、実際に利用するまで気づかないケースがほとんど。
偽物タクシーが多く見つかっているのは、観光客がよく立ち寄るベンタイン市場周辺と聞いています。
もちろん、その他の場所でも遭遇されている方はいます。
タクシーに乗車した際、以下のような行動が見られた場合は
なるべく早くタクシーを降りる、または、乗らないようにしてください。
・助手席など運転手の近くに座らせようとする
(支払いの時に財布からお金をスリやすいため)
・発車前に値段交渉をしてくる
(タクシーはメーターが基本。値段交渉はありえません)
・支払いの際、やたらと話しかけてくる
(話に夢中にさせて財布からお金を取ろうとしています)
・支払い時に「財布を見せろ!」と言ってくる
(タクシー以外でもこういう相手は信用しないように)
・メーターの進みが早い
(これは何度かタクシーに乗らないと分かりにくいですが、怪しいと感じたら注意してください)
また、「おかしいな」と感じて目的地ではない場所でタクシーを降りようとすると怒り出す運転手は要注意です!大きな声を出して驚かせ、ひるんだ隙に財布からお金を抜き取られたと言う話も聞きます。
「タクシーで何かあった時に対応できる自信がない...」
という方には、アプリでタクシーを呼ぶサービスがお薦めです。
アプリでは正規のタクシー車両しか登録していないので、信用度は高いです。
Mai Linh Taxiのアプリは"Taxi Mai Linh"・Vinasun Taxiのアプリは"Vinasun"です。(登録にはSMSを利用できる環境が必要)
また、GrabやUberなどの個人タクシーの配車サービスを利用するのも一つの方法。
こちらは、"Grab"や"Uber"というアプリをダウンロードすれば利用できます。(登録にはSMSを利用できる環境が必要)
GrabやUberは個人タクシーのため、万が一事故に遭った場合の保障は心配ですが、価格は通常のタクシーより安く利用することができます。
次に、タクシーの乗り方について。
タクシーに乗るには、
① 上記で紹介したアプリを利用する
② ホテルでタクシーを呼んでもらう
③ タクシー乗り場に停車中のタクシーを利用する
④ 流しのタクシーを利用する
の4種類です。
①のアプリで呼ぶ場合は、すでに乗車場所ー目的地を入力して車を呼ぶため、行き先を伝えることはほとんどありませんが、他の場合は乗車後に目的地を伝える必要があります。
なお、乗車したら運転手には目的地の地図ではなく住所を伝えてください。
日本人には理解しにくいのですが、ベトナム人は地図が読める方がほとんどいません。(大きな建物の場合は建物名を伝えてください)
ベトナムでは、道の全てに名前が付いています。(道の名前は人の名前です)タクシーなどの運転手は道の位置を把握していて、目的地にたどり着くことができます。
また、ベトナムの住所は『数字(番地)・道の名称・区域...』と表記されていて、道は番地が偶数側・奇数側と対面しています。とても簡単なルールなので、これを理解しておくと道に迷わず、自分で目的地に行くこともできますよ。