若者は今。
日本からやってくる方々からよく聞かれる質問。
「若い人が集まる場所ってどこですか?」
実はこの質問。正直、ちょっと答えに困ります。日本であれば、お洒落なカフェやブティックが並び、若者が四六時中集まるスポットというものが存在します。が、ここはベトナム。お洒落なお店はあるものの、それぞれに点在しているため、多くの人が集まる日本でいうところのエリア的な「若者仕様の街」というのがないのです。
もちろん人気のカフェなどはありますが、別に客層はファッショナブルな若者ばかりではありません。というか、むしろ普通。また、夜はクラブ(というよりディスコ)で、という人もいますが、こちらも大多数ではありません。
では、今ホーチミン市で一般の若者が集まる場所とは!
そう。ズバリ公園です。平日の昼間などはさすがにひと気もまばらですが、週末の夜や、爽やかで太陽が降り注いじゃう日曜日などは、サイゴン大聖堂横の4月30日公園、ベンタン市場そばの9月23日公園など大型の公園が若者であふれかえります。
ちなみに、別にイベントがあるわけでもありません。プラスティックコップに入ったジュースを片手に、歩道に座り、車座になって、ただただ話に華を咲かせる。その多くは大学生で、サークルの仲間や友人同士だとか。また、この集まりに欠かせないのがアコースティックギター。ポロロンとかき鳴らしながら、みんなで合唱する、これが今のトレンドだとか。
日本であれば、お洒落な街でグルメやショッピング、となりがちですが、緑の公園で青春を謳歌というのも、ほっこり素敵ではないでしょうか。
ではまた次回。