テトと休暇とベトナム人
カテゴリー:生活・習慣・マナー 投稿日:2010年3月17日
長らく更新が止まっていました。すみません。さて、最近のベトナムですが、旧正月テト(2010年は2月14日)も無事に終わり、ようやく日常がもどってきた感があります。とはいえ実はこのテト、ベトナム人にとって何よりも大切な行事で、それゆえに時折裏目に出ることもあります。
たとえば、都市などに働きに出ていた労働者がテトの時期、休みにあわせ一斉に帰郷したりするのですが、休暇があけても戻ってこず、そのまま退職、ということがたびたび起こります。実際、テトが明けてから職場にもどった労働者が、ある省では75〜80%ほどにすぎないなど、年明けは大きな労働者不足に悩まされる企業も少なくありません。
里心がついた、もともと仕事が合わなかったなど、いろいろ理由はあるかと思いますが、普段は経済・治安など、それなりに安定しているベトナムも、テトの時期は大きくその性格を変えます。
街中でもひったくりなどの犯罪が増えるため、旅行者も注意が必要です。また、これらはテトだけに限らず、大きな休みの時期には同様のことが起こるため、4月30日・5月1日近辺の連休時期に旅行を予定されている方は、どうぞご注意ください。
では、また次回。