ベトナムの豚インフルエンザ
世界中で話題となっている新型インフルエンザ(H1N1/豚インフルエンザ)。牛肉や鶏肉よりも、豚肉のほうが頻繁に食卓に並ぶベトナムだけに、日本からの旅行者からも、心配の声が聞こえてきます。
しかし、ベトナムでの現状はというと、一般生活のなかで特に大きな騒動は起きていません。街中でマスクを着用する人もおらず(オートバイ乗車時除く)、第2回でご紹介した大衆食堂「コムビンザン」でも、あいもかわらず毎日、焼き豚の甘辛い香りがただよったりしています(鳥インフルエンザの際は、市場など街中から全ての鳥が消えました)。
また、ホーチミン市にあるタンソンニャット空港では、6名(越橋2名、デンマーク人1名、ドイツ人1名、香港人子供1名、香港から帰国したベトナム人子供1名)の入国者が、高熱など新型インフルエンザに感染した疑いから検査を受けましたが、陰性とのこと。各種報道がなされていますが、現時点での感染者は幸いにも確認されていません。
ベトナムは数年前に発生したSARSや鳥インフルエンザの流行時も即座に対応し、早期の制圧をなしえた国。今回も空港では職員などへのマスク着用、入国者に対する体温検査など、各種感染防止対策が講じられています。
というわけで、旅行に関しては現時点で特に心配することはないのですが、詳しいベトナムでの現地インフルエンザ情報を知りたい、という方は以下のサイトでご確認を。
●在ベトナム日本国大使館
●在ホーチミン日本国総領事館
では、また次回。
追記:5月31日にベトナム国内初の感染者が確認された、とのニュースが出ました。感染者はアメリカ帰りの留学生で、隔離入院中。しかし、家族は検査の結果いずれも陰性で、現在感染の拡大は確認されていない模様です。(2009年6月1日時点)
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