熱狂のサイゴン
ベトナム人に最も人気のあるスポーツ、サッカー。プロリーグもあり、国際試合ともなれば、純粋にゲームを楽しむ者、賭けに興じる者など、それぞれの楽しみ方で異様なほどの盛り上がりを見せます。
先日、ホーチミン市のクリスマス模様をちらっとお届けしましたが、その盛り上がり冷めやらぬうちに、更なる盛り上がりがやってきました。
それがこの度開催された、サッカーの東南アジア選手権「AFFスズキカップ」。1996年に始まった、ベトナム、タイ、シンガポール、インドネシアなど、東南アジア各国が頂点を競う大会です。以前は「タイガーカップ」の名で知られていましたが、2008年より名称が変更されました。で、2008年度の結果はというと、
なんとベトナムが「初」優勝!
12月24日に行われた決勝戦第1試合では10年ぶりにタイに勝利し、昨日28日の第2試合で引き分け。総合得点でベトナムが初優勝に輝きました。となると、普段の試合でも大騒ぎのベトナム人。そんじょそこらの盛り上がりで済ませるはずがありません。街は完全にお祭りモードと化しました。
屋外にテレビを出して、みんなでサッカー観戦。
ベンタン市場前ロータリー。優勝に沸き、「ベトナム!! ベトナム!!」と叫びながら、道路を埋め尽くす人々。
バイクの後部座席に立ち上がっては旗をふり、太鼓がわりに鍋を打ち鳴らす。
電柱によじのぼり、ベトナムの国旗をその先端に掲げる。これは危険です、真似しないように。
ちなみに、この盛り上がりがようやく収まったのは翌朝4時頃。外国人在住者、旅行者等からは、「どこにもいけなくなる」、「うるさくて眠れない」などの不評もありますが、街中に真っ赤な国旗がはためき、誰もが歓喜する貴重な瞬間。もし出会えたなら一緒に楽しんでみてください。
では、また次回。
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