広島は桜満開、春爛漫です! 比治山公園の花見散歩。
いまの日本はとても苦しい境地にありますが、それでも春はやってきました。
広島は、桜の開花がピークです。
広島市南区にある比治山公園を散策しながら、「お花見散歩」をしてきました。
この国内の状況ですから、花見も自粛する傾向があったと思います。
例年よりも花見客が少し少ないかなという気もしましたが、それでも満開の桜が集中するスペースには、多くの人がお弁当を持ち寄ってお花見を楽しんでいました。
歩きながら頭上を見上げると、青い空も見えないくらいの春一色です。
桜は遠くから見るのもいいですが、ひとつひとつの花びらを愛でるのもいいものですよね。
大きな木の幹から、ちょこんと生えた小さな枝とその先に咲く桜。
植物の命というものを感じた瞬間です。
シバザクラも地面から春の訪れを告げています。
地麺に散ったピンクの花びらもまた、春の一面を見せてくれます。
街中にありながら広大な緑地帯を織りなしている比治山の中には、「陸軍墓地」があります。
明治時代に作られ、原爆の被害にも遭いましたが、陸軍戦没者の墓を今も守る墓地です。
ここの桜並木はとても見事。
もちろん場所柄花見客はいませんでしたが、英霊のたましいを静かに見守るように立つ古木の桜を、墓参りするつもりで見るのもいいかもしれません。
この墓地の先は見晴らしのよい展望スペースがあり、山の南側を望むことができます。
向かい側に見えるのは同じく広島市南区にある黄金山(おうごんざん)。あちらもこの時期はお花見で有名です。
車道沿いの桜並木がらせん状に連なるのが、ここからでも見て取れます。
黄金山から右へ目を向けると宇品港(広島港)方面。
瀬戸内海に浮かぶ島々が、花曇りの空に溶け込んでいます。
比治山の中にはひろしま現代美術館、広島市立まんが図書館などのほかに、いくつもの小さな公園やオープンスペースがあります。
遊具のある公園には、小さな子どもたちがたくさん遊んでいました。
「花より遊び」です。
桜の下に花見客あり。
中には大学生らしきグループがバーベキューを楽しんでいました。
1,2時間も坂道を登ったり下ったりして歩けば、けっこうな運動量になりました。
暖かい日でしたので、多少汗ばむくらい。
春になったなあ、と体中で実感できました。
比治山公園の地図、詳細はこちら。
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