ハノイからプチトリップ!大自然に囲まれた屋外ステージで特別なSHOWを楽しむ方法。
こんにちは!
いよいよ旧正月目前。
年末ムード盛り上がるハノイですが、今日は全然関係ないエンタメショーについてお話させていただきたいと思います。
良くも悪くも「あまり観光地らしくない」ハノイ。
海外旅行に行く時の楽しみとして、「その国のエンタメを楽しむ」というものがありますが、ハノイにはそういったものが少ないのが寂しいところだったりします。
しかし!!
ここ最近、ご旅行の方にも在住者にもオススメしたい魅力的なエンターテインメントが生まれつつあるんです!
まずはホーチミン発の一押しのアクロバティックショー"AO Show"。
竹一色のアクロバットショーかつ、ストーリー性も情緒も楽しめるhanoco的おすすめ中のおすすめが"my villege"です。
昨年、このカンパニーが遂にハノイにも上陸しました。
大道具も小道具もほぼ竹という、なんともベトナムらしい演出に加え、普段なかなか入ることのできないオペラハウスやトゥ音中央劇場で鑑賞できてしまう美味しいとこ取りなエンターテインメントです。
またハノイ版シルクドソレイユとも言われる"ionah"もオススメ。
こちらは少々現代的な雰囲気で、「HANOI」をひっくり返した名前「ionah(イオナ)」という少女の心の旅を描いたアクロバティックショーで、デザイナー力作の衣装や舞台装置の数々に映像効果を絶妙に組み合わせた必見のステージとなっています。
そして、もう一つ。
素敵な素敵なエンタメショーがございます。
それが"The quintessence OF TONKIN"!
(ザ・クインテッセンス・オブ・トンキン。以下、トンキンショーと呼ばせていただきます。)
注目すべきは何と言っても眼前に広がる野外ステージ。
そこにはなんと・・・
▼水!?
(※『The Quintessence of Tonkin』Facebookより)
今日はそんな魅力的なハノイのエンタメThe Quintessence of Tonkinについてご紹介させていただきます。
なお、ステージは基本撮影禁止となっておりますので、当記事では許可をいただいてThe Quintessence of TonkinさんのFacebookからお写真をお借りしております。
それでは早速、魅惑の世界を覗いてみましょう。
まず客席に足を踏み入れると目に飛び込んでくるもの・・・
それは暗い舞台に浮かび上がる幻想的な舞台!
そして足元には・・・一面に広がる水!
▼幻想的な舞台装置
(※『The Quintessence of Tonkin』Facebookより)
なんとステージは完全屋外。
そして一面湖という、他にはないスケールの舞台となっております。
先ほども申し上げたとおり、眼前に広がるのは真っ暗な湖に浮かぶ幻想的な光の世界・・・。
このトンキンショーは夜間限定の公演となっておりまして、背景は本物の山、そして巨大ステージ一面に張られた水が色とりどりの光を映し出し、無限に広がるイメージを与えてくれます。
このトンキンショーでは、タイ寺というこのエリアにあるお寺の歴史をモチーフにした物語を、詩・宗教(仏教)・ノスタルジア・音楽と描写・喜び・祝祭といったテーマで表現しているそう。
次々と移っていくシーンは、"Ionah(イオナ)"のように具体的なストーリーを楽しむというよりは、古のベトナムを巨大な絵画のように楽しむといった印象です(ストーリーとか言葉が分からなくてもなんとかなる)。
▼素朴で柔らかな踊り
(※『The Quintessence of Tonkin』Facebookより)
湖に浮かぶ小舟がゆったりと進んで行く姿や、その湖を囲む人々の生活。
タンロン王朝時代の科挙に挑む若者たちのパフォーマンスに科挙合格者が故郷で錦を飾る姿。華やかな朝廷・・・。
そして豊かなベトナムの自然にコミカルな水上人形劇。
どれもこれも私たちが、そしてベトナム人自身が思い描く古き良きベトナムの姿を現代的な演出で楽しむことができちゃうわけです。
▼光と水、そして人が織りなす物語
(※『The Quintessence of Tonkin』Facebookより)
▼月夜に照らされるノスタルジア
(※『The Quintessence of Tonkin』Facebookより)
▼雅な宮廷文化に想いを馳せて
(※『The Quintessence of Tonkin』Facebookより)
▼水上人形劇も一緒に楽しめる一石二鳥なステージ
(※『The Quintessence of Tonkin』Facebookより)
ハノイ観光の定番である水上人形劇。
ハノイ市内の劇場で見られる全ての演目を・・・というわけには行きませんが、ベトナムに纏わる伝説を語る代表的な演目がこちらトンキンショーでも鑑賞できてしまします!
一つのショーで古きもの新しきものを余すところなく楽しめてしまうトンキンショー。
セリフや音楽は別途レコーディングされたものを使っていると思われますが、屋内では到底不可能な壮大なステージは必見!
ちなみにこちらのトンキンショー、プロのパフォーマーに加えて地元の農家の人たちや子供達がたくさん出演しているんです!
よくよくパフォーマンスの内容を見ていると、何か持って歩いているだけというものもあるんですが(笑)、長くこの地に住まう普通の人たちが出演していると思うとなんとも想像力を掻き立てられます。
さて、このトンキンショーを楽しむためのノウハウをご説明しておきましょう。
まず、チケットの種類はプラチナ・ゴールド・シルバーの3種類。
更にご希望でディナーをつけることができます。
チケットの種類ごとの座席は以下のようになっております。
▼座席表
(※『The Quintessence of Tonkin』オフィシャルサイトより)
大きくエリアが分かれているだけで、あとは自由席。
到着順に係員の指示に従ってお座りください。
では、どこの席を予約するのが良いでしょうか。
まず気をつけるべきは天候!
こちらのトンキンショーは屋外開催となるため、予約した日が悪天候だと少々大変です。
もし公演当日が小雨の場合は、雨天決行。
大雨など止むを得ず当日の公演がキャンセルされる場合、チケット購入者の方は別の日程に振り返ることになるそうです。
別日程に振り返なければならない時は仕方ありませんが、雨の中屋外席に座り続けるのは大変です。
その点プラチナシートは安心。
プラチナシートは唯一屋根がある席なんです。
ゴールドやシルバーの席には屋根がないのですが、雨の場合はレインコートが配られるそうなので、一応困ることは無さそうです・・・。
ただ、冬場は本当に冷えるため、お風邪など引かないようにご注意ください。
一方、プラチナシートのデメリットはステージから一番遠いこと。
高いところから眺められますので視界を遮るものもなくステージ全体を見渡せますが、パフォーマーの表情や詳細までは肉眼で見ることができません。
間近でパフォーマーたちの息遣いを感じたいという方は、ゴールドかシルバーで早めに会場入りされると良いでしょう。
ゴールドやシルバーシートは屋根はないもののステージに近いのが最大のメリットです。
ゴールドやシルバーのエリアは広いため、前列後列などの差がありますが、観覧席はスタジアムのように段差がありますので「前のお客さんの頭で見えない!」ということも無さそうです。
次にディナーについて。
オプションで付けられるディナーは、トンキンショーが行われるステージのすぐ側にあるリゾートのレストラン(室内)でいただけるスタンダードなベトナム料理です。
ショーの開始時刻は夜8時から。
ハノイから会場へのアクセスが不便なことから、現地で食事がいただけるのは大変便利です。ただし、交通事情などによりレストランへの到着が遅れると食事時間はかなり短くなってしまいます。
ステージ前にゆっくりご飯が食べたい・・・というのは難しいかもしれません。
ディナーを付けるかどうかは、旅行の日程やお子さんの有無などご自身の状況と照らし合わせて決められると良いと思います。
最後にアクセスについて。
このトンキンショーが行われているのは、ハノイから車で1時間ほど離れたところにある小さな村。
車のない方が自力で行くには少々大変です。
しかしご安心を!!
こちらのトンキンショーでは、ハノイの市内中心部にあるハノイタワー(49 Hai Ba Trung)から無料シャトルバスが出ております。
シャトルバス利用をご希望の場合は、公演日の二日前までに予約しておく必要がありますのでお忘れずに!
特に帰りはタクシーを捕まえるのも難しく、多くの方がシャトルバスを利用しているようでした。
会場からハノイタワーに帰る途中のルート上であれば途中下車も可能ですので、とても便利です!
その他、ショーの詳細・チケット購入については、下記のオフィシャルサイトやFacebookページを御覧ください。
オフィシャルサイトでは日本語も選べますし、問い合わせには迅速かつ丁寧にご対応いただけますよ。
なお、チケット購入時に必ずしも日にちを決めておく必要はありません。
後日電話やメッセンジャーを通して日にちを確定することができます。
また、チケットの受け取りはハノイ市内にあるハノイタワー(49 Hai Ba Trung)にある事務所もしくは、当日の夕方にシャトルバス利用者の集合場所(ハノイタワー1階)にて受け取ることができます。
ぜひ、ここハノイでしか体験できないエンターテインメントをお楽しみください。
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