スキすぎて!ハノイのライチが美味しくて超絶困惑
「こんなに好きになってもいいですか」
まるで80年代の歌謡曲のようなセリフです。
でも、それほどライチが美味しいのです。
今日はそれ以上のことをきっとお伝え出来ません。
ライチのために永住したい。
とか、
ライチを求めてどこまでも。
など、
そんな風に私を夢中にさせる危険なライチは今が旬。
もしこの時期にハノイにご滞在でしたら、
ぜひ、この魅惑のフルーツをご賞味くださいませ!
蓮の花と共にハノイの"夏の風物詩"と言われ
6月から7月のひと時に出回る
シーズン限定の味覚、生ライチ。
ベトナム語では Quả vải(クゥア ヴァァイ)と呼ばれています。
シーズンの初旬はグリーンを帯びた実が、
徐々に赤く色づいて行く姿も愛らしく、
ビタミン、葉酸を含み美肌効果も大!
その実は瑞々しくやわらか、
プルンとした食感の後に、
口の中でたっぷりと果汁が広がり、
その爽やかな香り、
十分な甘み、
目を閉じて思わずうっとり。
食べれば幸福感に包まれる極上の味わいです。
★ ☆ ★
しかし、このフルーツは注意が必要です。
食べすぎはNG!
糖質が多く含まれるためにダイエットには適さない。
また、「ライチ病」と呼ばれ、
食べ過ぎることにより体温が上がり、
めまい、腹痛、動悸などの症状がでることも。
一日5個~10個までなどの制限や、
塩水に一時間以上置いてから冷やして食べるなど、
その食べ方にはコツがあるようです。
*糖尿病の方には糖質が高いので要注意です。
6月になるとスーパーマーケットでも見られますが、
ローカルマーケットで買うのが量が多くて安いでしょうか。
この日は3.6㎏で100,000VND(約500円)
実の数は120個ほどついていました。
しかし、ここでも注意が必要です。
フルーツ全般に言えることですが、
人にも美味しいベトナムのフルーツは、
ローカルの虫たちも大好き!
うっかり買って部屋に放置すると、
あっという間にアリの大行列が発生します!!!
それも砂のように小さなアリが!
フルーツは買って部屋に持ち帰ったら、
必ずすぐに洗ってください。
特にライチは野性味あふれる枝付きの
束で売られていることが多いので、
枝に潜んでいたアリが湧き出てきます。
小さな芋虫が発生することもありますので、
よく洗うことが肝心です。
水で落とせば心配ありません。
そして、冷蔵庫で冷やして保存を。
旅人であれば、
食べきれる量で買ってみてください。
基本グラム売りなので、
お願いすれば少量でも買えるかもしれません。
もう、この季節のライチを食べたら
アイスクリームも、
ケーキも、
どんなスイーツもいらないほどの美味しさです!
太ってもいい。
吹き出物もかまわない。
倒れてもいいから
スキなだけ食べてみたい。
そんな欲望、
悪魔のささやきを振り払うのが大変です。
いかなる高潔な志もライチを前に崩壊。
テーブルをバンバン叩いて己の心と闘う日々です。
こんな、爬虫類のような固い皮の中に
真っ白で果汁溢れる華奢な実が。
それは、果物界のBeauty & Beast。
このワイルドな皮が美味しいライチを守っているのですね。
その滴る果汁は芳醇。
食べ物の神様に心から感謝です。
ハア。
しかし、こんな小さな実を
ゆっくり味わって一日MAX10個までだなんて、
本当に罪なフルーツですね。
ライチひとつで身悶えする昼下がりを送るなんて
心底バカバカしいと反省しますが、
本当にスキ。
「スキすぎて スキで スキなだけ・・・。」
という歌がありますが、
そんなアップビートなハイテンションで、
ライチを追い求めて旧市街の果物売りを探したり、
ローカルマーケットへいそいそと。
ツーリストの皆さま。
是非、この魔物の味を現地で!
街歩きでライチ売りの自転車をみつけたら追いかけて。
果物屋さんやマーケットも覗いてみてくださいね。
スーパーマーケットは、
夕方にはほぼ売り切れで、
ライチのコーナーは残骸のみという日もありました。
行けば必ずあるマンゴーと違い、
安定した供給のない果物ですが、
出会った時が運命と、ぜひご賞味あれ。
フレッシュさが格段に違うハノイのライチ、
そろそろ"旬"が終わりに近づきますので
どうぞお早目に。
ハノイ、夏の二大スター Lotus & Lychee
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