ポップでキュートな器はいかが?・バッチャン焼を探して(2)

公開日 : 2016年12月20日
最終更新 :

今週はベトナム伝統の食器、

バッチャン焼きを3回に渡りご紹介します。

今日はその2日目。

伝統にとらわれないポップなデザインが愛らしいバッチャン焼のお店をご紹介します。

delicious kitchen entrance.jpg

伝統的なバッチャン焼を扱う店が並ぶ村の大通りに、

すこし異彩を放つお店が一軒あります。

うっかり見逃してしまいそうな小さなお店ですが、

モスグリーンの階段と赤いドアがちょっとフランスのパリ風。

ここがベトナムであることを一瞬忘れてしまうような可愛らしいお店です。

delicious small dishes.jpg

店の名前は "Delicious Ceramics"。

それは洒落たカフェか、はたまた小さなレストランか?

・・・としばらく看板を見つめ、

"コーヒーでも飲めたら" とドアを開けました。

しかし、そこは食器屋さんでした。

店内はポップでモダンな食器に溢れ、新しさの中に自然の温かみを感じるデザイン。

ディスプレイもとても素敵です。

delicious cups.jpg

バッチャン村の製品の多くは値段が付けられていません。

なので、どの店へ行っても値段の交渉をしなければなりませんが、

この店の製品はすべてにプライスが付いています。

ちょっとしたフリーカップで7ドル、小皿では1ドルなど、

この村の大きな店に比べると、ぐっとリーズナブル。

手書き感いっぱいのアーティスティックなデザインは、

とても特別なものになりそうなものばかりです。

delicious inside.jpg

お店は10畳ぐらいの部屋が3つほど。

品数は多くないのですが、陶器がセンス良く置かれています。

器の裏のバッチャン焼を証明する刻印がありませんが、

その代わりに製作者のサインが書かれており、

"器"との出会いを感じるぬくもりがなんともいい感じ。

その日は、若いお嬢さんが一人で静かに店番をしており、

こちらに話しかけてくることもなく、

ときどき振り返ると笑いかけてくれる。

静かな気持ちで器を選ぶ時間はとてもリラックスできるものでした。

delicious items.jpg

この中から3点を選び、自宅使いのために購入しました。

モダンだけれど柔らかい植物のデザイン、

優しい色合いに心癒されるフリーカップ2点。

そして、日本酒をちょっといただくための小さなお猪口。

(本当は中国茶用のカップだと思うのですが。)

フリーカップはそれぞれ7ドル、小さなお猪口は1ドルでした。

物静かな店員さんが

「サービスです。」

そう言って、そっと包みに入れてくれたのは子ブタちゃん。

手のひらに乗るサイズの陶器の子ブタの貯金箱です。

でも、不思議。

ハノイの通貨は基本すべてお札。

コインはないのに、何を入れればいいでしょうか?

☆彡

嬉しいことがあるたびに一つおはじきを入れて

いっぱいになったらその重みを楽しむ?

など、少し愉快に考え中です。

delicious ceramics card.jpg

バッチャンの新しい息吹を感じるDelicious Ceramics

村を訪れた際は、是非お立ち寄りください。

それでは、本日はここまで。

★明日はバッチャン焼き第3弾!バチャン焼きをハノイ市内で安く買う!★

どうぞお楽しみに。

★お店情報★

Delicious Ceramics

住所:227 Giang Cao,Xom 5,Bat Trang

品物はドル表記になっていますが、ベトナムドンでも購入できます。

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