とにかく怖いよっ!ハノイのバイク★道路渡り方指南?★
15年前のバンコク在住時、
女性が気をつけるように言われたのは、
"タクシーの一人乗車"でした。
そして今回、
ハノイで気をつけるように言われたのは、
"バイクとの接触"。
・・・はて?
とにかく、
「慣れるまでは、しばらく一人で街に出ないように」と言われ、
飼い猫のように外を眺める毎日。
しかし3日で飽きてコッソリ一人で外へ。
それがとんでもない大冒険になりました。
片側3車線の大通りにビッシリ埋まったバイク。
走り出せば車線など無視して隙間に割り込み、
止まらないバイクの大群を前に立ちすくみました。
向こうへはどう渡ればいいの?
見れば現地人が、ユルッと、スイスイ、
車とバイクの海に踏み出して、隙間をぬって向こう側へ。
信じられないっ!!!!!
私がかつての安田成美のように若くて美しかったら
ドクが助けに来てくれたかも、、、、。
(これがわかる人はバブル世代?)
残念ながら誰も助けてくれないので
渡り慣れた現地人を見つけ、
向かってくるバイクの怖さに眼をつむりそうになりながらも必死に背後に続きましたが、
たどり着いた歩道では心臓がバクバク!
横断途中でも構わず目前まで突っ込んでくるバイクが次から次へ、
更には逆走、歩道走行もアリ、まさにカオス!
全方位集中必至の横断でした。
なるほど、これが気を付けなくてはいけない
"バイクとの接触"
ベトナムの中でも悪名高い
ハノイの交通事情を実感した瞬間でした。
でも、街歩きを怖がるばかりでは旅が楽しめません!
今ではどんな道もガンガン横断する私の
日頃実践している道路横断のコツをお伝えします。
*
一、走らない
横断中は絶対に走らないで。
渡る時は、こちらの動きが相手に読めるようゆっくりと。
二、相手の目を見る
「渡ります。」
そう、全身でバイク群にガツンとサインを送り、
迫り来る運転手らの目をしっかり見て渡る。
堂々と最後までゆっくり、目力強くビシッと強気で!
三、スピードの加減をジェスチャーでお願い
どんなに目力を送っても、全くマイペースに突っ込んで来るバイクもいます。
その時は、「まあ、まあ」と、片手で抑えるジェスチャーをしながら注意を引きます。
するとスピードが緩むことも。
四、現地人と共に渡る
慣れた現地人がそばにいたら一緒について渡る。
でも頼りすぎは危険。"全方位集中"は常に心がけて。
渡り切った後の歩道も、まれに歩道走行するバイクがいるので要注意です。
これらは、あくまでも私の方法。
絶対ではないのでご理解くださいね。
もっといい方法があるよ、という方。
ぜひ、ご意見くださいませ!
旧市街のレンタルオートバイ!
このハノイで乗る勇気は?
現地人でも衝突事故が多い街です。要注意を!
それでもハノイの道路はとても愉快!
様々な"車両"が行き交います。
この日見たコレは、、、、、
「ハウルの動く城」でしょうか.....?
飛ばしまくる車やバイクの中で、
・・・キコキコキコキコ...
よく見ると右手のレバーで手漕ぎです。
成長著しいハノイ。
経済発展に伴い、いつかバイクは減っていくのでしょうか。
この有名なバイクの群れの風景も
無くなる日が来るのかもしれませんね。
でも、こんなお話しをすると、
「ハノイには信号はないの?」と聞かれることも。
信号は少ないながらもあります。
しかし、これが守られている様にはみえない。
私が思うに、
「信号は車のためにある。」
そう考えているハノイの人は多いのでは?
それくらい、バイクが平然と信号無視して走る日常。
ルールよりも、空いているところを走る、
そんな風に、感覚的に運転しているから、
バイクのみならず車の逆走も日常茶飯事なのでしょう。
バイクのスマホ運転も増えています。
恐ろしい。
ある日、
電車の通過を待っていたらバイクが目の前に。
ママにしっかりとつかまって二人乗り。
また違う場所では、おじいちゃんが孫の下校のお迎えにバイクでお待ちかね。
姿が見えると互いに手を振る様子が見られる夕刻。
おじいちゃんのバイクに飛び乗り、笑顔で家路を急ぎます。
ハノイの子供たちは、こんな風に家族の体温をしっかりと感じながら育つのですね。
日々喧噪とカオスが渦巻く
ハノイの交通事情に嘆きながらも、
胸がちょっと熱くなる風景がそこかしこに。
*
そんな心温まるシーンに出会いに、
ハノイにぜひ、遊びにきてください。
それでは、本日はここまで。
皆さま、安全に一週間をお過ごしください。
★来週は"器"。ベトナムのカワイイ食器をご紹介!★
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