Ramen Bar Takezo in デュッセルドルフ
ドイツ中西部に、デュッセルドルフという大きな街があります。
日系企業が多く進出している背景から、ヨーロッパ最大と言われる日本人コミュニティーがあり、
和食=寿司という海外での固定概念を次々と変え、日本文化を発信していくエネルギッシュな街です。
そして、ドイツに住む日本人がデュッセルドルフに行く目的と言えば、ズバリ「ラーメン」です!
海外在住者の多くは、限られた食材の中、和食作りに奮闘していますが、
ラーメンだけは、どう工夫と練習を重ねても、お店の味を再現するのは至難の業なのです。
デュッセルドルフはそんなラーメンの激戦区で、今やドイツ人もその魅力に気付き始めています。
そして2014年4月、中央駅からとても近い立地に、愛知県で有名なラーメン屋「Ramen Bar Takezo」がオープンしたので行ってきました。
ラーメン激戦区とは言え、日本でチェーン展開しているラーメン店のドイツ開業は、ここだけ。
ドイツ向けに味を改良していない、真向勝負のラーメンで、確実な日本の味が楽しめます!
店内に入ると、ここがドイツだった事を忘れるような全店員さんからの元気な「いらっしゃいませー!」の声が響き渡ります。店内は赤と黒を基調にしたモダンなデザインで、私が行った日には、日本人客の多い印象でした。
カウンター席では職人さんの調理の技を間近で見ることができ、ドイツ人にも好評だそう。
トイレには爪楊枝や綿棒が置いてあり、日本らしい心遣いに心が温まります
Ramen Bar Takezoの強み
愛知県内5店舗で培ったレシピとノウハウを生かしたスープ作り、調理方法を直輸入している為、
人気の日本の味がそのままここドイツでも、お客様に提供されています。
また、麺づくりは日本から製麺機を輸入し、たけぞうラーメン用に特別配合された粉で自家製麺を行っているとのこと!!
麺は人の好みがそれぞれあるかと思いますが、太すぎず細すぎず、固さもちょうどよく私好みでした。
そして口に運んだ瞬間の、あの忘れかけていた日本の中華麺特有の香りが、たまりません!
一番のオススメ&人気メニューは担担麺と豚丼
多種類の調味料を配合し、ミンチも調味料を加えてしっかりと味付けされた担担麺と
愛知県産の赤味噌と調味料を配合し丹念に煮込んだタレを使った豚丼は、
日本人にはもちろん、日本人以外のお客さんにも人気だそうです。
なるほど、担担麺ファンの私の旦那も、スープを一滴残らず喜んで完食していました。
私が今回注文したのは、人気の担担麺、皮が薄~~くて柔らかい餃子と、とろけそうに美味しい辛みそチャーシューラーメン。渋味が心地いい緑茶と一緒にいただいて、大満足♪
店長とラーメンの出会い&TAKEZO設立秘話
過去に野球選手としてドイツのケルンで活躍されていた店長の中村さん、
恋しい日本食を食べにデュッセルドルフへ何度も足を運んでいた当時、ラーメンを食べた時の満足感と感動は今でも忘れられない程のものだったそう。その機会を提供してくれた人達への感謝の気持ちが、自らもその感動をより多くの人にラーメンと共に味わってもらいたい!という思いにつながったと話してくれました。
そして、現在の社長との出会いを機に、ドイツでの開業に力を注いでこられましたが、
日本で開業するのとは色々勝手が違い、2カ月遅れの工期やドイツに持ち込めない食材の規制等々、様々な困難に直面してきたんだとか。ドイツの業者は終業時間キッカリに帰宅するのが当たり前なので、その後スタッフでペンキ塗りをしたりコツコツと準備をしてきたんだそうです。
どんな困難も前向きに根性で乗り越えてこられたのは、さすが体育会系!
お店を構成する一つ一つに、きっと色んな苦労話と努力があるんだろうなぁと思うと、なんだか、ホッコリ愛着がわいてきて、今すぐお店に行きたくなりますね♪
とても気さくにお話をしてくださった中村店長、ありがとうございました!
ドイツの至る地域でラーメンを心待ちにしている日本人のため、
日本の味をドイツから世界に伝えるため、今後のご活躍を楽しみにしています!!
----------------- Ramen Bar Takezo --------------------
営業時間:
月~金 12:00 - 15:00(L.O. 14:30)、18:00 - 00:00(L.O. 23:00)
土曜 12:00 - 00:00(L.O. 23:00)
日曜 12:00 - 22:00(L.O. 21:30)
住所: Immermannstr. 48, 40210 Düsseldorf
電話: 0211-39022053
Facebook: Ramen Bar Takezo FBページ
(10月お題"麺")
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