「冷蔵庫に牛がいる?」 幼稚園児に体験型教育

公開日 : 2013年05月06日
最終更新 :

リンデン北区の催し物会場ファウストで、エネルギーと環境についての教育展示「冷蔵庫の牛Die Kuh im Kuehlschrank」が催されています。3歳から6歳を対象としており、ダンボールで作られた居間や台所、子ども部屋、バスルームで子どもたちは触ったり、もぐったり、描いたり、作ったり大喜び。独創的に遊びながら、学ぶことができます。

幼稚園での持続可能な発展をテーマにした催しで、ロイヒトポールLeuchtpolという団体が作ったもの。各地の子どもミュージアムなど団体が借りる形で展示をしています。ハノーファーでは子どもミュージアムのツィノバー(Zinnober)が企画。すでにドレスデンやハンブルクなど5ヶ所で展示され、ハノーファーのあとも他都市で展示が予定されています。

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冷蔵庫に入っている牛乳はどこからくるのか。冷蔵庫に牛がいるわけではありません。台所にある卵だって、戸棚に鶏がいるわけではない。私たちの食べ物がどこからくるのか、考えるきっかけになります。

洗面所やトイレで使われた水はどこに流れていくのか、考えたことのない子どもがほとんどでしょう。ダンボールで作られた仮の下水管をもぐったり、人形のトイレにビー玉を落としてみたりして、水の流れについて考えます。下水処理場できれいになった水は自然を通して循環し、私たちのところに戻ってきます。

居間にはテレビや掃除機などいろんなものがありますが、どれも電気が必要。大きなコンセントの模型があり、ここから電気が流れてきて、日常生活が成り立っていることがわかります。また地球の別の場所では電気なしで暮らしている地域もありますね。

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立方体の大型パズルや、人形を貼り付ける布の世界地図など、面白い工夫がいっぱい。市販のおもちゃでなくても、貝殻や花びら、草、空き箱でも十分遊べます。

展示は5月19日までで、平日の午前中は幼稚園がクラス単位で訪れています。一般の入場は、月曜日から金曜日までの15時から17時と、日曜日と祝日の11時から17時。入場料は大人、子どもとも一人3,5ユーロ。

会場はKunsthalle Faust im Kulturzentrum Hannover。 住所:Zur Bettfedernfabrik 3, 30451 Hannover

展示についての公式サイト(ドイツ語)http://www.kuhimkuehlschrank.de

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