一足早くグアムで映画 ☆ アメリカンな気分に

公開日 : 2012年10月31日
最終更新 :
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今日はいよいよハロウィン!日本でもイベントなど盛んになっているようなので、皆さん仮装をしてお出かけしたりするのでしょうか?

今年はグアムに戻ってきた時期が中途半場だったので、すっかりハロウィンのお話はスキップしてしまいましたが、来年こそはベビィちゃんにちょっと仮装をして街に繰り出してみたいと思います♪

ところで話題は全然変わりますが、先日楽しみにしていたBen Affleck(ベン・アフレック)監督・主演映画『ARGO(アルゴ)』を観に行って来ましたよ。実話に基づいた手に汗を握る映画なので、英語でもなんとか映画についていけるように時代背景などを予習して、バッチリの体制で映画館に行ったのですが、本当にいい映画でした!

こちら、アメリカでは10月12日から、日本でも先週の金曜日、10月26日から公開が始まっているので、グアムの映画館事情と合わせてお伝えしますね。

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映画『ARGO(アルゴ)』は、1979年イラン革命の真っ最中にアメリカCIAによって行われ、18年の時を経て情報開示された前代未聞のアメリカ大使館員人質救出作戦をベースに作られた映画です。

冷戦時代のアメリカは、地理的理由、また石油利権の獲得などのためにイランに親米派の国王を擁立。脱イスラム化などを近代化と称して推し進め、アメリカによって皇帝の地位に収まったパフラヴィー皇帝は自分の意にそぐわない者を秘密警察などによって弾圧し、イスラム勢力を排除していました。これに対し、反体制派の指導者でパフラヴィー皇帝により国外追放を受け、当時パリに亡命していたホメイニー師を中傷する記事が出回ったことがきっかけで暴動が勃発。パフラヴィー皇帝は国外亡命し、最終的にアメリカに入国(事実上の亡命)。そのためアメリカに怒りの矛先が向き、11月4日にテヘランにあるアメリカ大使館を占拠。アメリカ人外交官や警備のために駐留していた海兵隊員とその家族の計52人を人質に、元国王のイラン政府への身柄引き渡しを要求し、とうとう映画の主題となる"アメリカ大使館人質事件"が起こります。

民衆によってアメリカ大使館が占拠され、人質が大使館敷地内に監禁される最中、6人の若い大使館員は大使館の裏口から脱出しカナダ大使の協力の下、大使公邸内に潜伏。みつかれば公開処刑は免れない状況に、CIAの人質奪還のプロTony Mendez(トニー・メンデス)が思いついたのが、当時流行っていたStar Wars(スター・ウォーズ)のように砂漠での撮影が必要になるような架空のSFファンタジーの映画撮影を行う名目で、6人の大使館員をカナダの撮影スタッフに仕立てあげて国外に連れ出すという方法。

トニーはCIAの諜報活動のために特殊メイクを必要とすることから交流のあった、『The Planet of the Apes(猿の惑星)』の特殊メイクでアカデミー賞にも輝いたJohn Chambers(ジョン・チェンバース)に秘密裏に協力を依頼。大物プロデューサーのLester Siegel(レスター・シーゲル)も参加し、かつてボツになっていた映画の脚本の中からぴったりの要素を持った『ARGO(アルゴ)』が選ばれ、ニセ映画『ARGO(アルゴ)』の製作会社『Studio 6 Productions(スタジオ・シックス・プロダクションズ)』がたった4日間で設立されました。

ハリウッドでこの作戦を知るのはジョンとレスターのふたりだけ。当時のカーター大統領によって承認されたこのプロジェクトのために、CIAは大々的な記者発表会にオーディションを行い、世間に映画『ARGO(アルゴ)』が制作されることを信じこませます。そして1980年1月25日、プロデューサー補に扮したトニーはイランへと向かい、6人の救出に向かいますが、その間にアメリカ軍による人質奪還作戦が決定し、トニーのプロジェクトは中止に。彼らの航空券は取り消され、ハリウッドの事務所も閉鎖されることになりますが、‎トニーは救出作戦を続行することを決断。迫り来るイランの手から6人を救出することはできるのでしょうか...。

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早くも全米で話題になっているこの作品。歴史の史実に基づいていることから6人が無事に救出されることはわかっているのですが、それでも本当に手に汗を握る展開で、最後脱出が確実になった時には私も涙がポロリ...。

英語での映画鑑賞でも、歴史を事前にちょっとお勉強しておけば、かなりついていける内容だと思うので、よかったらぜひグアムの映画館で鑑賞してみてください!

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ちなみにグアムにはいわゆるシネコンといわれるような映画館が3つあります。

ひとつはGuam Premier Outlet(グアム・プレミア・アウトレット=通称GPO)内にある『Hollywood Theaters - Guam Megaplex Cinemas(ハリウッド・シアター グアム・メガプレックス・シネマズ)』。ふたつめはMicronesia Mall(マイクロネシア・モール)内にある『Micronesia Mall Stadium Theatres(マイクロネシア・モール・スタジアム・シアター)』。そしてAgana Shopping Center(アガーニャ・ショッピング・センター)内にある『Tango Theatres - Agana Center Stadium Theatres(タンゴ・シアターズ アガーニャ・センター・スタジアム・シアターズ)』。

私はなんとなくGuam Premier Outlet(グアム・プレミア・アウトレット=通称GPO)内の映画館が好きなので、可能な限りこちらの映画館に行きますが、基本的に映画館の鑑賞料金などはどの映画館でもさほど変わらず、上映されているものもそれほど変わりありません。

GPO映画館 鑑賞料金一覧表

大人(通常価格)$8.50

大人(マチネ:平日の午後6時または土日祝の午後3時半以前に公開が始まる場合)$6.50

子供(3〜11歳)$5.00

シニア(55歳以上)$5.50

学生(学生証が必要)$7.25

ファースト・ショー(基本的に毎日各映画の最初の上映開始分)$5.00

3D映画の場合の追加料金 $3.00

マイクロネシア・モール&アガーニャ映画館 鑑賞料金一覧表

大人(通常価格)$8.50

大人(マチネ:平日の午後6時または土日祝の午後3時半以前に公開が始まる場合)$6.25

子供(3〜11歳)$5.00

シニア(55歳以上)$5.00

学生(学生証が必要)$7.25

バーゲン・チューズデイ(特に規定のない場合の火曜日に上映されるすべての会)$6.25

ファースト・ショー(基本的に毎日各映画の最初の上映開始分)$5.00

3D映画の場合の追加料金 $3.00

もちろん映画のお楽しみのひとつでもあるポップコーンも、アメリカン・サイズな感じ!写真はスモールで確か5.65ドル。写真のうしろにちらっと見えるのが左からスモール、ミディアム、ラージのパッケージなのですが、確かミディアムで6ドルくらい、バケツのようなラージでも7ドルしなかったと思うので、これはかなり日本の映画館に比べるとお得ですよね!

バターやお塩を足したい場合はカウンターの横にバターのディスペンサーがあるので、ポンプを押すとバターが出てきますよ♪

ぜひアメリカの映画館をお楽しみくださいね!

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