グアムで労働許可証を取得する

以前もブログ記事でお伝えしたことがありますが、グアムで働くにはいくつかの方法があり、短期就労ビザ(H)、企業内転勤ビザ(L)、貿易駐在員・投資駐在員ビザ(E)などを取得されることが多いかと思います。この場合、就労ビザを取得されているご本人は、ビザ発給をスポンサーしてくれる企業でしか働けないはずなのですが、たとえばだんな様の配偶者ビザでグアムにいらっしゃる奥さまたちは、労働許可証を別途申請することで、労働許可証の有効期限内であればどこにお勤めしても、起業をしてもまったく自由ということになります。

ただ、上記のビザが発給されているご本人は必要ありませんが、配偶者の方たちがグアムで働くには『Emplyoment Authorization Card（労働許可証）』を取得する必要があります。

弁護士さんなど専門家の方にお願いすることもできますが、英語でのやり取りや書類作りに問題のない方は、まず一度Hagatna（アガーニャ）にある『U.S. Citizenship and Immigration Services（アメリカ移民局）』に行ってみることをオススメします。

月曜日から金曜日の午前8時から午後4時まで空いているので、この時間内に写真入の身分証明書（グアムの運転免許証やパスポートなど）持参で行ってみて下さい（身分証明書がないと建物内に入ることができません）。

ここで覚悟しなければいけないのは、場合によっては非常に待たされること。そして職員の安全のため相談は透明のついたて越しに行われるので、相手の言っていることがとても聞こえにくいことがあり、意思疎通が計りにくいこと。そして基本的に親切に教えてもらえることはまずあまりないということです。

まず呼ばれたら手短に労働許可証の新規申請もしくは更新であることを伝えてください。新規であれば申請用紙を手渡されると同時に記入の必要な箇所がどこかをかなり早口で伝えられます。また更新の場合は大体この間と同じと言われて申請書が渡されます。

気をつけてもらいたいのは、手渡される申請書類の有効期限です。移民などに関する法律はかなりちょこちょこと改定されているせいもあるのでしょうが、申請書類の有効期限はとても短いです。申請書の右上に小さく期限が書かれているので、必ずこの期日が半年以上先であるかは確認してください。私は最初の申請の際に8ヶ月くらいかかったのですが、申請途中に書類の期限が切れてしまい、それが理由で始めからやり直しになって時間がかかってしまいました。また、先日手渡された書類は、なんとすでに有効期限が切れていた書類でした。インターネットで確認したら2011年まで有効の最新版があったので、今回は結局こちらをダウンロードして記入することにしました。

それなら始めからウェブサイトを確認するだけでいいんじゃない？と思われるでしょうが、グアムの場合はカリフォルニアまで書類を送らなければならないので、書類の不備や足りない書類のためにやり直しになると思いもかけない時間がかかります。なので私は一応『U.S. Citizenship and Immigration Services（アメリカ移民局）』で確認し、不明な点などがあればウェブサイトで確認したり、再度足を運んだりする必要があることを学びました。

『Emplyoment Authorization Card（労働許可証）』の申請に必要な書類は、それぞれの条件によって違うのでここには明確に書きませんが、ビザ保持者の方の配偶者として『Emplyoment Authorization Card（労働許可証）』を申請する場合、公的な英文での結婚証明書が必要になり、そのために3ヶ月以内の戸籍謄本を用意しなければならないと思います。

もしグアムで『Emplyoment Authorization Card（労働許可証）』を申請する可能性がある方は、あらかじめ戸籍謄本などを多めに用意しておくといいと思います。

*『U.S. Citizenship and Immigration Services（アメリカ移民局）』はこちら☆

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