パンケーキで「ざんげの火曜日」
来たる2月24日は「Shrove Tuesday（ざんげの火曜日）」です。この翌日からイースターまでは、キリスト教でいう「Lent（レント。四旬節。受難節）」。
これは４０日間（除日曜日）断食修行をしたイエス・キリストを記念するところから来ており、この期間は食事を制約したり、派手な振る舞いを自粛したりする伝統習慣がありました。
そこで、その前に卵などを使い切ってしまうための「パンケーキ・デー」なのだそうです。
この時期には、様々な国でカーニバルのお祭りが開催されたりすることも多いのですが、アイルランドや英国ではそういう派手なイベントはない代わり、この「ざんげの火曜日」の日にパンケーキを食べる習慣があります。
よって、この国では「パンケーキの火曜日」という名でも親しまれています。
スーパーマーケットなどでは、1月の半ば頃からパンケーキ・ミックスや出来合いのパンケーキが棚にぎっしりと並び始めるので、私も便乗してこの時期はパンケーキを最低一度は食べることにしています。
ちなみに、アイルランドで食されるパンケーキはホットケーキのような厚焼きではなく、クレープ風の薄焼きのものが一般的。
更にこのレント期間中、自分のお気に入りなどを断つ『プチ断食』みたいなことをする人もけっこういます。
私の友人の一人は、レント期間は大好きなチョコレートを断つのだとか（難しそう…）。他にもタバコを断つとか、お菓子を断つとか努力している知人もいます。
私は、そういう自分に都合の悪いこと（＝ミニ断食）はせず、もっぱら美味しいこと（＝パンケーキ）だけ体験しています――ズルイ（笑）。
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